VJC東京大会でのエリート選手が教えてくれた向こう側の景色を見る方法

VJCの取材で東京スカイツリーに行ってきました。営業時間前に終了させる必要があるということで、受付は6:30〜7:00というスケジュールで鶴巻温泉からだと始発でも間に合わないので、上野のネットカフェで1泊。もっとも前夜にプロ・フィッツ杯の取材があったから戻る余裕もなかったのですが。

ここ数日、かなり寝不足を感じていたところに、慣れない環境での睡眠不足が重なって、頭がポヤポヤした状態での現地入り。朝帰りの人たちと同じ電車に乗り、人生ってなんだろうなと思ったり、思わなかったり。まあ他人は他人なので、自分と比較することに意味なんてないんですが。

ただ、自分よりも努力している人は気になります。私もそこそこ頑張るタイプ。やると決めたら、とにかくやり抜くようにしてきたことで今の自分がいるのだと思っています。でもVJCの選手をみていたら、自分の努力なんて甘いんだということに気付かされました。

いや、おそらくストイックであるという部分では、そこまで大きな差はないのかもしれません。最大の違いは限界になる境界線の引き方。VJCのエリート選手はみんな、階段を駆け上がったあとに、倒れてしまうくらい自分を追い込みます。私はそれをしたことがありません。

ハルカススカイランで1度だけオールアウトしたことがありますが、それよりもキツそうにしているわけです。きっと彼らは限界の超え方を知っているのでしょう。ここを超えなければ、次のステップに進めないというラインを把握してて、トレーニングでも練習でもそれを超えてくる。

私の場合は安全なラインを重視するタイプなので、限界のラインを超えることなんてまずありません。それが私のスタイルだと言えばそれまでなのですが、人生である期間だけでも、そのために命を燃やすのもいいのかなとか思ったり。また違う景色が見えるかもしれませんし。

ただ、いまさら何かを本気で取り組んだところで……みたいな思いはあります。いま何かを本気で取り組んでも、20代や30代の頃のようにはいきません。体力は回復しないし、限界を超えるということが、本当に命の危機につながる可能性もあります。そう考えると、結局何をしても中途半端に。

こういう思考が良くないんでしょうね。頭で考えてしまうから、向こう側に行けないわけです。じゃあ何で向こう側に行くのか。わかりやすいのはやはりマラソンや階段垂直マラソンですが、他の人と同じ土俵に立っても意味がないので、やはり旅ランでしょうか。

これまで頭で考えて決めてきましたが、ここはもう思い切って大きなチャレンジをしてみようかなと。来年、金沢から東京まで5日間で500kmチャレンジをやるとします。飛脚との勝負なので、金沢から東京まで手紙を届けるとかいうのもいいかもしれません。協力者を募らなくてはいけませんが。

それを超えたら仕事をしながらランニングで日本縦断ですね。これは40代のうちにやってしまおうかと。いつかやろうなんてことを言ってたら、きっとチャンスを逃します。50代になって、40代のうちにやっておけばよかったみたいな後悔をしたくありませんから。

多分、刹那的な限界の超え方はいまさら無理だと思います。でも、誰もやらなかったことをやるという限界の超え方は、今からでもできます。心が動いたからといって、そのまま真似るのは私らしくない。限界を超えるにしても、自分だけのやり方で自分なりの限界を超えていきたい。

ただ頑張っている雰囲気は出さないように。しれっと始めて、当たり前のように達成している。これが私のスタンス。「あんなん自分でもできる」と思ってもらえたら、それでいいんです。器のサイズもそれくらいですし、有名になりたいわけでもないので。人知れず、静かに大きなことをやり遂げるとしましょう。

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