電気に依存していることをリスクを考えること【宿直先で停電した話】

今日まで伊豆高原で宿直の仕事です。今回はまったく走らず。このあと太陽が出るなら走りに行くかもしれませんが、曇り空だとそのまま戻ることにします。せっかくなら、太陽でキラキラした美しい景色の中を走りたいじゃないですか。

それはともかく台風15号。伊豆高原は昨日の朝に雷をともなった豪雨状態になり、朝食時間が終わったところで宿の目の前に落雷。もちろん停電しました。結果的に30分くらいで復旧しましたが、その間はトイレが使えなかったり、電子式のドアがロックしたりと大変です。

もちろんインターネットも繋がりません。もしこれが自宅だったらと思うとぞっとします。いや、宿でも困るんですが、お客さんと「困りましたね」と話すことが仕事で、自宅だったらネットに繋がらないと仕事になりません。

電気に依存していることを実感した出来事でしたが、だからといって脱電力なんてことはできるわけもなく。ただ、それはとてつもなくリスクが高いことなんですよね。電気が安定供給されるのがあたり前の国で暮らしていると、そのリスクに気づないものです。

世の中の仕事も電気があって成立します。パソコンがないと仕事にならないですしき、機械を動かすことも出来ません。ちなみに日本の電力は約31%がLNG。石油を含めて世界各国から輸入しているわけですが、円安が進むと電気の原料も高くなります。当然電気も値上がりします。

そういえば、東日本大震災直後の節電意識はいったいどこへいったのでしょう。夜中になると街が暗くなっていたのに、いつの間にかなかったことになっています。あのような節電ができる国なのに、必要以上に電気を消費する国になっている。

今の日本というのは基本的に消費する国なんでしょうね。新しく何かを生み出すことなく、ただ資源やサービスを消費していく。安心してください。私は別に国の将来を憂いでいるわけではありません。私なんかは「流されて生きる」人間ですから国がどうなろうと知ったことではありません。

大事なのはそういう国で暮らしていることを実感すること。待っていたら誰かがゲームチェンジしてくれるわけではなく、待っていたら衰えていくだけ。一発逆転の可能性もなく、ただ時間だけが過ぎていきます。

ちょっと話が面倒な方向に流れてしまいました。なので少し話を戻しましょう。きっと私たちは脱電力ということはできません。でも、電気を使えなくなるリスクは常に近いところにあって、それは突然やってきます。

それが数時間なら問題ありませんが(納期直前の数時間なら泣きます)、1週間も電気を使えないという状況だって生きている間にやってくる可能性があります。そんなレアケースに備える必要があるのかは、よくよく考える必要がありますが、ありえない未来ではありません。

でも本当に電気がないと何も出来ません。現代人は電気が止まればほぼすべての活動が止まります。そう思うとあまり電気化されていない、家賃2万円のアパートというのも悪くない選択肢に思えてきました。オール電化のマンションとかリスクが高すぎます。

でもやっぱり最新の設備は便利ですし、家賃2万円のアパートだっていつまでに暮らせるわけではありません。むしろ大規模停電よりも、そちらのリスクのほうが高いかもしれません。なんか備えなくてはいけないことばかりですね。早いところ旅人になりたいな。

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