新しい職場でどのようなスタンスで働くべきか考えてみた

10年に1度の大寒波だったようですが、鶴巻温泉周辺は気温が一気に下がっただけで、1日中晴れ間が広がっていました。西日本は大変なことになっていて、電車の中に閉じ込められた人もいたのだとか。運が悪いというか、企業も含めて自己防衛がなってないというか。

こういうとき、やっぱり日本人は真面目だなと思うんですよ。昨日みたいな日は有給休暇を使ってしまえばいいのですが、「社会人としてそれは……」みたいなことを言うわけです。義務を果たすことは大切ですが、それは通常時であって、リスクを負ってまで果たす義務はありません。

もっとも会社員時代は私も真面目に働いていたタイプで、アルプス技研時代は有給を消化しきれずでした。派遣だったから手続きが面倒だったのもあるのですが、まあ当時は仕事人間でしたし、旅行をするなんてこともなく。まだマラソンにも出会っていませんでしたしね。

仕事ってもっと楽しくできないものかなと、フリーランスの立場になって強く思うようになりました。仕事はもっと和気藹々としつつ、手はしっかり動かすというのが理想。笑い声が絶えない職場のほうがいいじゃないですか。みんながしかめっつらで黙々と働くより。

もちろん職場にもよりますよ。小田原にあるとある飲食店は、調理場でスタッフが馬鹿騒ぎしてて、2度と行かないとことにしましたが、馬鹿騒ぎと和気藹々は違うんですよね。表参道にある自家製パンが名物のカフェは、スタッフがとても楽しそうにパンを作ってるのが印象的で、それが15年くらい前のことなのに、今でも変わらず行列ができています。

いい職場はいい仕事をするための基本です。でも、いい職場というものがどういうものなのかというところで、どこかズレてきています。成果主義みたいなものが重視され、仕事のスピードも早くなり、仕事にゆとりがなくなっています。ゆとりがないからお互いにフォローしない。

フリーランスなので、そんな職場環境なんて気にしなくてもいいと思っていましたが、3月からの仕事は単独ではできないもので、おそらく職場の雰囲気作りもしていかなくてはいけません。飲食店なのでお店の雰囲気が売り上げに直結するので、みんなが楽しく働けるように。

そういう役割を演じるのはできるんですが、それを継続できないのが私の弱点。でも、もう会社員だった時代から7年が経過していますので、私の性格も何らかの変化が起きている可能性を少しだけ信じたい。伊豆高原での宿直経験もプラスに働いてくれるはずですし。

ただ、ちょっと不安なんです。先が見えていないというのもありますが、自分の才能や能力に対して。機械設計やライティングの世界では、それなりに成果を出してこれましたが、ここからは完全に未知数の世界。そこで自分が必要とされる働き方ができるのかどうか。

ちょっとしたギャンブルみたいなものですね。でも、人生にはこれくらいの刺激はあったほうがいい。フリーランスとして、あまりにも上手くいきすぎたので、そろそろ挫折も経験しなくてはいけないタイミング。きっと、自分でも気づかないレベルで鼻が伸びているでしょうから。

ただ、やれることはやるつもりです。アルバイトさんも含めて、新しい職場め働く人が「ここで働き続けたい」と思ってもらえるように、私にできることを積み重ねていきます。きっとそういった役回りを意識する人は少ないですし、自分にとっていい経験になりますから。

ただ打算的にならないこと。あくまでもナチュラルに、職場に来るのが楽しくなる。そんなお店にできればと考えています。これまでの常識にとらわれず、今の自分のできるベストを尽くす。それが上手くいけば、私の道も自然と開けていくのかな。

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