SNSで必要以上に宣言したりネガティブなつぶやきをしないほうがいい理由

SNSで「私は絶対にしない」みたいな宣言をしている人がいるんですが、私にとって、そういうのってSNSには書き込まない方がいいことリストの上位に入る行為だったりします。たとえばタピオカが流行っていて、流行っていることを伝えるニュース記事に対して「私は絶対に飲まない」とか。

ちょっと安直すぎる例で逆にわかりにくくなってしまいましたが、他には仮想通貨に関する記事や投稿に「私は絶対に仮想通貨はやらない」とか宣言したり。何が好ましくないのかというと、そういう宣言によって自分の行動が縛り付けられてしまうことがよろしくありません。

誰にも言わず、自分の心の中だけで思っていれば「考え方が変わった」で済みます。でも公に宣言すると何かと面倒なことになります。「マクドナルドは絶対に食べない」と宣言していたのに、何かの差し入れでもらったりすると自分の中で矛盾が起こります。

これって私たちが思っている以上に厄介な問題です。嘘をつくというのも同じなんですが、自分の発言と現実に食い違いが起こると人間はその不整合を何とかして一致させようとします。一致させられるときはいいのですが、当然そうならないことも多々あります。

そうなったときに平然としてられる人なら問題ありませんが、ほとんどの人はなんらかの苦しみを背負うことになります。なにげなく「私は絶対にしない」と呟いたがために、人生がネガティブな方向に引きずられる。だったらそんなことは公言しない方が賢明です。

SNSでは濁すよりも明言するほうが喜ばれます。「あいつは悪かもしれない」よりも「あいつは悪だ」のほうがたくさんの同意を得られます。旗色がはっきりしているかどうかでいいねの数が変わるから、本心ではないのに明言してしまい、それが後で足を引っ張る。

どうしても明言したいなら、ハッシュタグに「#知らんけど」とでも入れておいたほうがいい。保険をかけているようでカッコ悪いんですけど、少なくとも自己矛盾による弊害は回避できます。そもそもSNSなんて、それくらい軽いノリで楽しむものです。

最近、私個人のTwitterアカウントとランレコードのTwitterアカウントで、積極的な投稿をしていますが、自分のアカウントで心がけているのは不真面目であることです。ランレコードのほうは誠実さも大事にしているのであまりふざけられませんが、自分のアカウントは遊び場です。

このブログのリンクは貼っていますが、それよりも日常で起きたことを、できるだけ不真面目に伝えることを心がけています。別にそれが正解という話ではなく、SNSのために何かを背負うつもりはなく、それくらいのスタンスで利用したほうが楽なのになと思っているだけ。

問題提起する人がいてもいいし、世の中の不平不満を書き綴ってもいい。ただ、その投稿が自分にどのような影響を与えるかについては、もう少しだけ意識したほうがいいかもしれません。ただそれは特別難しいことではなく、日常生活でやらないことをSNSでやらないように心がけるだけでOK。

日常生活で面と向かって他人に罵声を浴びせないように、SNSでも安易に誰かを批判や非難したりしない。悪口やネガティブな発言はしない。とても普通のことですよね。ただ、そういう発言を減らすといいねの数は減っていきます。でも、そのほうが健全じゃないですか。

評価されたくて過激な書き込みをしたところで、それをいいねするような人は、安らぎを与えてくれることもなく、むしろ心を荒らしていくような人です。そんな人たちとは現実世界でも距離を置くほうが賢明です。まあそれも「知らんけど」ですけどね。

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