導かれるように進むべき道が決まっていく【運命論者じゃないけれど】

完走メダルを飾るアイテムを販売してるランレコードの仕事を一緒にやっているスタッフの実家が北広島にあり、たまたま帰省しているということで、ゴミ箱を買いに行くのに車を出してもらいました。そのときに、エスコンフィールドで開催されるマラソン大会の関係者に会うということを聞き便乗することに。

いずれマラソン大会の関係者に連絡をして……と考えていたので、絵に描いたような渡りに船という感じで、昨日はその関係者に会ってきました。文章にすると、サラッと書けてしまいますが、これが実現するには、幾つもの偶然が重なっており、奇跡に近い話が裏にあります。

ここで書くと長い話になりますし、上手く伝えられる自信がないので書きませんが、こういう導かれているとしか思えないような運命的なことが、人生の中で度々あるわけです。運命論者ではないから運命とか信じていませんけどね。

ただ「こうだったらいいのにな」が実現するまでの時間が、年々短くなっているような気がします。今回は1週間も経たないうちに願いが叶ったわけですから、こんなことなら年末ジャンボ宝くじでも買っておくべきでした。

先の見えない状態でスタートしたのに、目の前に次々とレールが現れているような感覚。ただ、抱えている荷物が多すぎていつ転んでしまうかわかりませんが、道が開けたということはきっと、バランスを崩してもなんとか目的地にたどり着けるはず。

それは1年後かもしれませんし、もっと先のことかもしれません。でもきっと目指していた場所にはたどり着けます。RUNNING STREET 365を立ち上げたときや、万里の長城マラソンの日本事務局を引き受けたときもそうでした。

もちろん生きていて、すべてが上手くいくわけではありません。着手して早々に諦めたものだってたくさんあります。だから諦めなければ夢は叶うとかは、私の口からは絶対に言えません(鼓舞するための文章として使うことはありますが)。

諦めないことは尊いことですが、私は自分がやるべきことは自然と手元に残り、そうでないものは勝手に去っていくという生き方をしているので、ただ目の前で開いたドアをひとつずつ進んでいくだけ。「こうなりたい」と強く願うこともありません。

ただ仕事でもそれ以外でも全力で取り組みますけどね。どちらかといえば、全力で取り組むという行為をしたくて前に進んでいるところもありますから。今はほんの少しだけキャパオーバーになっていますが、それはきっと今だけ。

ここ数日は寝ている時間ですら頭がフル回転しているようで、眠りの質も浅いのですが、この経験だって今しかできないこと。本当なら眠り時間を削って、あれこれしなくてはいけないのでしょうが、脳の疲労は眠らないことには回復しないので6時間睡眠はなんとしても確保。

その結果、あれこれ遅れているのに新しい何かを入れる……まだまだやらなくてはいけないことがたくさんあるんで、若い頃なら徹夜してでも終わらせましたが、この歳になるといい意味で脱力できていて、「なるようにしかならん」と思えるようになっています。

歳を取るというのも悪くないものです。体力や走力が落ちていますが、それを補える経験があります。その経験も導かれて勝手に増えていく。神様は私に素敵なパートナーを用意しない代わりに、素敵な人生を用意してくれたようです。いや、パートナーがいたほうが素敵な人生なんじゃないだろうか……

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