ライターには譲れないものがある【他のライターは知りませんが】

昨日書いたブログを大人の事情で消すことになりました。いろいろ言いたいことはがあるのですが、とりあえずすべてが終わってからお話します。その代わりではありませんが、ライターという生き様について書いておきましょう。

ライターにもいろいろなタイプがいます。私は正統派のライターではなく組織に属していないので、自分の書きたいことを好きなように書くことができます。反対に書きたくないことはいくら単価が高くても書いたりすることはありません。

好きなように書けることは実はとても重要な強みで、今の私があるのはそれを評価してくれる会社がいくつもあったからです。アディダスからよくしてもらっているのは、アディダスのイベントやシューズについて本気のレビューをしていたからです。

否定的なことも書くことがあるのですが、アディダスなどのメーカーはそれを喜んでくれて、提灯記事は絶対に書かないというスタンスのRUNNING STREET 365を、メディアとして認識してくれています。既存のメディは忖度する文化があるため、どうしてもメーカーの顔色を伺うような記事しか書けません。

メーカーはそれを望んでいないのにもかかわらずです。本音で文章を書くというのは私の生命線でもあります。嘘や隠し事をすることなく、すべてをさらけ出すことが評価される時代と私のスタンスがマッチした結果です。

このスタンスはきっと20年前だとメーカーに潰されていたと思います。でももう時代は変わっていて、悪いところをさらけ出すことこそ、多くのファンを獲得できるようになっていて、それが私にとって追い風になったのかもしれません。

もっとも私の場合には自分の好きなことしか書きませんし、自分の考え方が正しいと思ったことは絶対に曲げることはしません。別にポリシーがあるわけではありません。ただ譲れないものがあって、それだけは何があっても守ると決めています。

これを曲げたら生きている意味がないというものが誰にでもあると思います。私にとってはそれは自由を奪われるということ。自由を許されない場所に留まる必要はひとつもありません。これまで会社を2回辞めていますが、いずれも自由を奪われたからです。

会社員に自由なんてあるわけがないのですが、あの頃の私はそれが耐えられませんでした。そしてフリーランスになって自由を謳歌してしまうと、もはや会社員という窮屈な生き方なんてできません。貧しくても収入が不安定でも自由がほしい。

私はそれがライターという生き物だと思っています。もちろん、ライターの数だけスタンスがあり、人によっては「クライアントの言うことが正義」と断言する人もいます。別にそういう人を否定も避難もしません。みんな生きていかなくてはいけませんので。

でも、生きるよりも大事なことが人生にはあります。それを譲ってしまうと自分が自分でなくなります。誰からも評価されないどこにでもいるライターになってしまい、精神的にも金銭的にも自分を保てなくなります。

重要な情報を濁して書いたので、ちょっとわかりにくい内容になったかもしれませんが、昨日消したブログも含めて察してもらえればと。いずれにしても何が起きたかは明日のブログで報告できるはずですので、しばらくお待ちください。

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