伊豆高原への移動途中、夜ご飯のお弁当を買おうと思ったんですけど、いつもなら選ばないような魚和食系のお弁当を迷いなく手にしてて、もしかしたら弱っているのかなと思ったり。弱っているというか、検査を受けることに対して不安に感じているのか。
検査まではお酒も飲まなくていいかなと思ったり。もっともFビレッジハーフマラソン期間にしこたま飲んだので、体内アルコールは十分に満たされているのかもしれませんが。そもそも1人では飲まなくてもかまわないタイプなので。戻るまでに1回くらいは五郎兵衛さんに行きたいとは思ってますが。
お酒といえば、Fビレッジハーフマラソンのゴール後に、荷物受け取りの列があまりにも長くて、しかも動きそうになかったので、私は受け取りを諦めてビールを買いに行きました。そのあと仲間と合流して、1時間くらいしてから受け取ったので、実は受け取りストレスはありませんでした。
みんなも食事してから……と思ったのですが、そもそも受け取りに時間がかかるなんて想定してないから、電子マネーも財布も預けたカバンの中という人もいたのかもしれません。貴重品は預けるなと言われても、それは無理な話で。ただ、備えるという感覚は大切だなと。
私は性格が捻くれてるので、いつも最悪のケースを考えます。もちろん、最悪のケースでも本当に起きそうもないことは除外していきますが、たとえばエスコンフィールドのような建物が会場なら、地震が起きたときを想定しておきます。その上で考えられるトラブルも想定したり。
当然、今回は荷物の回収ができないことも考えていました。ここまで大行列になるとは思いませんでしたが、保管の仕方が特殊なので紛失や渡し間違いなどはあり得ると思っていて、財布やクレジットカードなどは自宅に置いてきました。そしてスマホを持って走ったので電子マネーもあります。
備えあれば憂いなしと言いますが、問題はどこまで備えるか、どこまで想定するかということ。備えておくことの大切さなんて、大人なら誰でも知っていることで、個人差が生まれるのは「何に対して備えるか」のところになります。これは想像力や経験によってみんな異なり、結果的に何にも備えられてないこともよくあります。
私のようにあれこれ考えすぎるのもよくありませんが、「なんとかなる」と思考停止するのもよろしくありません。そして、多くの人はこの「なんとかなる」で思考を止めます。だって起きるかどうかわからないことに頭を使うなんて、効率が悪いじゃないですか。
そもそも想像力に欠けていたり、経験不足だったりして、どんなトラブルが起きるのか考えられないという人もいるかもしれません。毎日のほほんと暮らしていたら、最悪の事態を思いつきませんし。でも、それ自体が悪いこととは思いません。いつもピリピリしてるって感じ悪いですし。
でも、責任ある立場に就いた人が、想像力に欠けるというのでは困ります。そんなことあるのか?その組織はおかしくないか?と疑問に感じるかもしれませんが、現実としてそのような組織や職場はいくつもあります。想像力のない人が上に立っているので、その組織はカオスなことになるのですが。
随分と遠回しな書き方をしましたが、ここまで書けば私が何を言いたいのが理解してくれる人もいるかと思うので、これ以上は書きません。ただひとつだけはっきりとさせておきますが、世の中のトラブルのほとんどは、備えておくことで回避できます。回避できていない場合は……という話。
勘違いしないで欲しいのですが、決して私に危機回避能力があるとか、そんな奢ったことは考えていません。私にできるようなことなら、きっと他の人でもできるはず。ただ、会社員というような守られた環境で働いていると難しいのかもしれません。そういう意味では私は恵まれているのかもしれません。