SNSは便利だけど必要なものではない【Threads(スレッズ)について思うこと】

正直なところ、めんどくさいなと思ってます。Twitterに対抗して「Threads(スレッズ)」が出てきたことに。Twitterが利用制限をかけてきたことで、かなり注目されているThreadsですが、これ以上SNSを増やしてどうするのかと。

Twitterはリアルタイム情報収集ツールとしてはかなり優秀。仕事をするのにも、遊ぶときにもなくてはならない存在になっています。それが自由に使えなくなったわけですから、他のツールに同じ機能を求める気持ちはわかります。

でも、そろそろ断ち切るときなんじゃないかなと。Twitterが使えなくなって、代わりになるものを探し、その代わりになるものが使えなくなったら、また代わりになるものを探す。昔の人は「栄枯盛衰」という言葉を私たちに残してくれました。その観点からいえば、このループに終わりはありません。

永遠にSNSに振り回されることになるんです。なくなると不便だからという理由で新しいSNSを始める。でも、根本的なところで、不便であることが悪いことだという考え方が間違っています。不便な思いをするというのは人生の中で大事な経験のひとつ。

不便な思いをすることで工夫するようにもなりますし、それは「自分で考える」に繋がります。とにかく自分で考えない人、考えられない人が増えている現代。すぐに答えを見つけられる時代になっていることが、その原因のひとつになっています。

わからないことがあればTwitterで調べる。SNSで誰かに聞いてみる。自分で考えて答えを導き出すなんて、アナログなやり方をする人は減っていきます。そして、自分で考える習慣がないから、創意工夫をしなくなるわけです。

もちろんSNSにだって有用な面があります。でも、いいところばかり見ていたら、ネガティブな面にいつの間にか侵食されてしまいます。だから、そろそろなくなってもいいのかなと。私が情報発信する側の人間でなかったら、きっととっくにやめています。

孤立するかもしれません。でも、それだって経験です。SNSで繋がっているというのはひとつの幻想であり、そこでフォロワーが増えたところで、必ずしも人生が豊かになるわけではありません。友だち100人できるかなと幼いころに歌いましたが、私たちが関われる人数は100人くらいが限界。

フォロワーが1000人、2000人いたところで、その全員を覚えられるわけはなく、関係性が深くなるのは数十人くらいのものです。フォロワーの数と影響力は比例しますが、影響力が大きくなっていいことなんて何もありません。

だから私はどこかのタイミングでSNSをやめるつもりです。Twitterが使い物にならなくなるなら、今回がそのタイミングになるかもしれません。だから今のところは「Threads」に対する興味はゼロ。仕事に使えるようになるなら始めますが、そうでないなら増やしたくないというのが本音。

できれば50歳くらいになったところで、本当に必要なSNS1本に絞って、生存確認のために投稿するくらいでいいのかなと。もしかしたら、それがThreadsになるのかもしれませんが、別に急いでスタートさせるようなものでもありません。

どうせみんなすぐに飽きるんですから。そうやってmixiもFacebookも廃れていきました。当然です。ツールが変わったらといって、急に発信できるようになるわけではないのですから。大事なのはツールではなく中身。そしてSNSと距離を置くほうが中身は詰まっていくのだと私は考えています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次