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神奈川に戻って仕事をしていますが、戻ってきて感じたのはモノが多すぎるということ。ただ、北海道に行くときは定住するくらいの覚悟で行ったので、自宅には必要最小限のものしか残さず、かなりのモノを処分したつもりでした。
でも北海道では反対にいつでも辞められる覚悟で働いていたので、とにかくモノを増やさないようにしてきました。買ったものは衣類も含めて仕事で必要なものばかり。だから使っていないものはラン仲間からもらったIHクッキングヒーターくらい(キッチンがIHだった)。
そんな生活をしているところから戻ってくると、単純にモノが多すぎると感じるものです。というわけで、ライフスタイルを変える前に、まずは断捨離から始めなくてはいけなさそうです。ただ、北海道から引き上げてくるものもあるので一旦増えてしまうのですが。
これからのライフスタイルをどうするかにもよりますが、モノが多いことは間違いなく私の人生において足枷になります。以前から言っていますが、軽自動車1台ですべて収まるくらいの荷物が理想です。ランニングシューズが何十足もあるので、そこですでに無理な気がしますが。
ただ今回は妥協するわけにはいきません。必要のないものは迷わず処分する。必要かどうか迷うものも手放すくらいの覚悟で挑もうと思います。今回の体調不良で感じたのは、やはりいつまでも生きられるわけではないということなので。
物質的な豊かさなんて何の意味もありません。もちろん清潔感とかそういうものは大事です。でもファッションにこだわったところでモテる年齢でもありません。20年前ならちょっと状況が違いますが、いまさらモテても仕方ありません。
大事なのは最期のときに、いい人生だったと思えること。今はまだその域には達していません。まだまだやり残したこともありますし、現世で消化すべき欲も残っています(あと107くらいでしょうか)。少しでもそこに近づくにはいろいろ削ぎ落す必要があります。
もっとも十分に削ぎ落としたつもりだったのですが、北海道から帰ってきてそうでなかったことがわかりました。なのでここから徹底して、そのうえで未来のことを考えるとしましょう。今のままでは雑念が多すぎるので。
荷物の多さが業の多さだとお遍路をしているときに、ある人から教わりました。そのときは理解しつつも反発する気持ちもあったのですが、今ならその言葉をすんなりと受け入れられます。私は自分が思っている以上に業の多い人間です。
本当に好きなもの、本当に必要なものだけに囲まれて生きる。そして、それらをいつでも手放せる。もしくは手に持ってどこかへ旅立てる。そういう状況を目指すとしましょう。ファッションも自分のスタイルをそろそろ固めてもいい年齢です。
きっと今なら、同じ服だけを何枚も持っているというスタイルが嫌味でなくなるはずです。40代前半はまだただのカッコつけになっていましたが、今なら余計なものを削ぎ落とすというスタイルが、私の生き方にうまくミックスできそうな気がするんです。
目指せパタリロですね(間違ってもスティーブ・ジョブズとかは言わない)。それはともかく、鉄は熱いうちに打てということで、さっそく処分を始めるとします。とか言いつつガステーブルを買い替えなくてはいけないんですが……まぁ捨てながら替えながら。