ズルい人たち【隠しごとも秘密も意味をなさない時代】

ビッグモーターの不正が話題になっていますが、詳細を調べるほど暇ではないので、正直な感想としては「いまだにこんなことが通じると思っている人がいるんだな」ということ。インターネットのなかった昭和ならともかく、令和のこの時代に不正が通るなんてことはないのに。

実際にはお金の力で言論を封じ込めることも可能なので、100%バレるとは言いません。世の中のほとんどの人は面倒なことに巻き込まれたくないので、多少の不正は目をつむりますし。でも全員がそうではないんです。そして誰もが情報を世界に向けて発信できる時代。

ただここで大事なのは情報発信できることそのものではなく、いつでも発信できる状態にあるということにあります。納得行かないことや、世の中の不正を公にできるという精神状態にシフトしているのに、それに対して気づかない人たちがたくさんいます。

こう書くと「あいつがまた何かやるのではないか」と気を揉む人もいるのですが、そこは安心してください。あなた方に興味はまったくありませんので。私は隠しごとをする人や、その場しのぎで乗り切ろうとする人には関わらないと決めました。

大学の恩師に、不正をする人に対して自ら罰を与える必要なんてないと教わりました。そういう人たちはわざわざこちらが手を汚さなくても勝手に沈んでいくと。沈まなかったら?別にそれはそれで構いません。私の人生の外側にいる人たちのことですから。

それはビッグモーターの人たちも同じで、別に私があれこれ言う必要はないわけです。ズルい生き方をしている人は、それに見合った人生を送ることになるだけですから。人を脅す人は、誰かに脅されないか不安を抱えながら生きていく。人を騙す人は、誰かに騙されないか不安を抱えながら生きていく。

ただ、この言葉がまったく響かない人というのもいます。実際にそういう人たちと仕事をして、それが嫌になったから北海道を離れるわけですが、今回はその人たちを糾弾したいわけでもありません。もう辞めると決めたら、その人たちに対する怒りすら時間のムダでしかないので。

もう今の時代は正直であり、オープンでないと信頼してもらえません。そのためには不正なんてもってのほかで、嘘をつくという行為も損しかありません。でも、その場しのぎできればいいという人がまだまだ大勢いるのも事実。

ズルいことをしてもバレなければいい。それはひとつの事実です。でも今の時代はAppleでさえ機密事項が漏れてしまうんです。実際にビッグモーターの不正は公になり、そして今回のことで震えている会社も少なくないはずです。

個人も同じで、隠し通せる不正なんて何もありません。個人的に隠し通せることはいくらでもありません。自分が口をつぐんでいればいいだけなので。でも、不正というのは被害者が出てくるわけです。自分以外の誰かが絡んだ時点で100%隠し通すことはできなくなります。

それなのにまだズルく生きようとする人がいる。なぜそんなことができるのかわかりませんが、まだ隠しごとが通用するという思いがどこかにあるんでしょうね。そして、隠しごとをすることで上手く乗り切った成功体験がある。

でも、不正や嘘がバレるというのは確率の問題です。回数が増えてきたらバレる可能性は高くなります。そして、その瞬間にすべての信頼を失うことになる。それでも構わないなら、不正や嘘を駆使して生き抜けばいい。私はそれが嫌だからすべてオープンにする。ビジネスで信頼以上に大事なことはありませんから。

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