伊豆高原に秋が来ました【暖房が必要なくらい涼しい朝】

一昨日の夜から伊豆高原は完全に秋の空気になりました。気温が低いのはもちろんのこと、風の薫がまさに秋のそれで、昨日は少しだけ坂道を駆け上がりましたが、いつも以上に気持ちよく走ることができました。暑さの戻りはあるでしょうが、もう秋ですね。

宿では暖房を付けている人もいて、人間の体というのは面白いなと。部屋の温度が23℃くらいなので、たしかに寒さを感じる温度なんですが、冬ならちょうどよく感じる温度。でも夏から急に気温が下がると体がついてきません。

今日は都内に用事があるのですが、秋の服がなくて何を着ていけばいいのか迷っています。必要なら買えばいいだけなんですが。なおかつ散髪をする予定でしたが、残念ながら部屋の清掃があるので、その時間は確保できなさそうです。

仕事の流れ、生活リズムは少しずつ慣れてきましたが、イレギュラーなことが起きると急に負荷が大きくなります。そしてイレギュラーなことが毎日のように起きるのが客商売。だから苦手なんですよね、サービス業って。

イレギュラーなことに無理なく応じるにはバッファーを作らなくてはいけません。今は宿の朝ごはんを担当していますが、朝の調理時間をもっと短くするために、前日のうちにできることをやっておく必要があります。今はそれについて目星をつけているところ。

前日のうちにやっておくというのは北海道で習ったこと。休みの日も料理長がキッチンに立って、あれこれと仕込みをしていたのを見てきたので、「仕込みが大事」ということをわかっている。これも北海道での経験があったからこそ。

仕込みの大切さ、原価の考え方、そして調理との向き合い方、サービス業のあり方など、北海道で学んだことはいくつもあります。そして、いま伊豆高原でそれが活かされている。雪の北海道から始まり、大変だった春と夏を経て、秋の入口に立っている。なんとも感慨深いものがあります。

普通の人が何年もかかって経験するようなことを、短距離走者のようなスピードで体験している。KANの名曲に「めずらしい人生」がありますが、あの歌詞の主人公よりも、さらにめずらしい人生を送れているかもしれません。

人生で大事なのは「経験」。そうはっきりと言えるようになったのも、この1年があったからこそ。自分の方向性がはっきりとして、きっとどこかに留まり続けることはないんだろうなと思っています。経験を積むために世界中を巡ることになる。

ただ宿での経験はここからが実際のスタート。夏はまだ仕事ができるようになるための助走期間で、友人が完全に宿を離れる秋からが本番です。その日まであと半月しかありませんが、そこまでに自分の接客スタイルを確立したいところ。

10月になると宿も休館日を設けているので、1日休める日も出てきます。鶴巻温泉に戻って体重計を取りに帰ったり、病院に行ったり、いろいろやらなくてはいけないことがありますが、休みが取れれば客観的にいろいろと考えられるようにもなります。

まだ秋は始まったばかりですが、季節が変わるということは時間は着実に流れており、のんびりしていたら1月末なんてあっという間にやってきます。そろそろ台北マラソンの宿や飛行機も抑えなくてはですね。やることが多くて目が回りそうですが、それも含めて楽しむとしましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次