伊豆半島も能登半島と同じなんだと気づいてしまう:離れることにはなるけれど

  • 2024.01.14
  • (更新日:2024.01.13)
  • LIFE
伊豆半島も能登半島と同じなんだと気づいてしまう:離れることにはなるけれど

能登半島で大きな地震があり、こんなときなのに「自分だけが正しい」みたいな発言をしている大人がたくさんいて、それを見た子どもたちはどんなふうに育つのかを考えると、少しだけ憂鬱な気持ちになりました。

ただ、私をもっと憂鬱な気持ちにさせたのが、今の能登半島が未来の伊豆半島だと気づいてしまったこと。南海トラフ地震について「そうは言っても今の日本なら大丈夫だろう」と軽く考えていたところがありましたが、人が暮らしているのは耐震強度の高いビルが集まった都会ばかりではありません。

伊豆半島なんて土砂崩れで簡単に道が封鎖されてしまいます。私がいま働いている伊豆高原は溶岩でできた場所なので大きく崩れることはないかもしれませんが、陸の孤島になってしまう可能性は大いにあります。そして食料が届かなくなるわけです。

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あと半月で離れることになるので、直接的な被害にあうことはなくても、半年とはいえずっと暮らした場所が崩壊することを想像するだけで胸が苦しくなります。でも、それはもう避けることのできないことであり、それに対して備えるしかありません。

別に私が何かをする必要はなく、たとえば伊東市などが今回の震災をうけて、しっかりと対策を行うはずです。地域各地に備蓄品を用意したり、避難所として機能を維持できるように備品の見直しもされたりするはずです。

あえて私に何かできるとすれば、伊東市にふるさと納税するくらいでしょうか。あとは宿に残るスタッフに避難道具を用意するようにアドバイスするくらいです。一本のえんぴつは斜面になる場所にあるので、大地震があったときにはとにかく避難することが重要になります。

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そして何よりも不安なのは、伊豆高原も能登半島と同じ構造になっており、地震のリスクがあるということを旅行する人が気づいてしまうことにあります。もしかしたら、しばらくはインバウンドが緩やかに減っていくかもしれません。

そもそも日本に来る外国人は一時的に減るはずです。おそらくここから来てくれるのは台湾人くらいでしょうか。彼らも普段から地震のリスクを抱えているので、欧米人のように地震に対する恐怖心や不安感というのは薄く、それでいて日本を支援したいと考える人がマジョリティとして存在します。

ただ、そういった台湾人であっても、どこで「伊豆は危ない」という噂が広まるかわかりません。事実として私は伊豆の危険性を感じており、とてもじゃないですが「安全ですからお越しください」なんてことは言えません。

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だからこそ、いろいろ落ち着いたら能登半島には行かなくてはいけないと思っています。また、2月中に富山には行くつもりです。ホテル予約のキャンセルが相次いでいるときくと、同じ宿泊業にいる者として聞かなかったことにはできません。

あわよくば1週間程度のボランティアもしてきたいのですが、私にできるようなことがあるのかどうかもわかりません。なのでそれはもっと先のことでもいいかなと。まずは微力かもしれませんが、迷惑をかけない方法で自分にできることをするということ。

いまの能登半島が伊豆半島の未来だというのであれば、もうこれは他人事ではありません。きっと現地に入っても走って食べてを繰り返すだけですけどね。愛媛マラソンと確定申告が終わったら、とりあえず1年間お疲れ様の意味も込めて富山に行ってきます。

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