つながったり離れたり:無理せず愛媛マラソンを走ってきます

松山城の天守閣に上る途中に右膝がピキッとなり、膝の調子が悪かったことを思い出しました、そして不安があるのは右膝だけでなく左膝も。キロ4分30秒で走ったら10kmももたいないかもしれません。キロ4分50秒でもどこまでもつか不安。

痛みや違和感が出て、それが続くようなら、早めにファンランに切り替えます。ここ数ヶ月は半年近く走っていなかったことを考えればオーバートレーニング。膝になんらかのトラブルが起きてもおかしくありません。ただ、ここは無理をするところでもありません。

キロ4分50秒で走り続けるつもりではいますが、それで膝が何度も悪い反応をするようならまずはストップ。今回で終わりになるわけではないので。むしろここから1年が勝負なのですから、ここはまだスタート地点でしかありません。

今回はコロナ禍前に一緒に愛媛マラソンに参戦したラン仲間がエントリーしていたらしく、前日に合流しました。4年ぶりの再会でしょうか。コロナ禍で離れてしまった縁が、こうやって戻るのは嬉しいことです。この1年で失ったものも多くあるので余計に。

諸行無常という言葉もありますように、自分自身も周りの環境もずっと同じというわけにはいきません。だから失ったものを振り返ったり、惜しいと思ったりすることはありません。ただ、なくなったと思ったものが戻ってきたなら喜ばしいこと。

次に会うのは4年後にならないように努力は必要ですが、こうやって再会できるのも縁。そういう縁は簡単には途切れないものです。そしてそういう関係ができるのも走り続けていたからこそで、マラソンというのは本当に面白いスポーツです。

マラソンを競技だけで見れば42.195kmを走るだけのものです。何にも面白くもありません。でもマラソンにはそれに付随するものが無数にあります。マラソンを走っていたから出会えた人が何人もいますし、マラソンを走っていたから出会える景色もあります。

走っていなかったら行っていない場所がいくつもあるわけです。台湾や中国にいる友だちも、アメリカにいる友だちも、みんなマラソンがつなげてくれました。そういう関係はこれからも広がるはずです。そのためにはケガで走れなくなることだけは避けたいところ。

もちろんピキッときただけでは止まりません。動き続けたら痛みがなくなるパターンも、これまでに何度も経験しているので。走り方を変えて直したことも何度もあります。ただ、無理して走り続けるという選択肢は手放します。

ベストは尽くす。ただ、ベストの形はみんなが思っているものとは違う可能性はあります。私自身だって納得できないものかもしれません。でも迷わないこと。レース展開の中でやると決めたことをやり抜くことにします。

もちろん最初はアスリート枠確保のつもりで走り出しますし、それが無理なら3時間30分にできるだけ近いタイムを狙い、その上で膝に違和感が出たら、気持ちの入ったレースはそこで終了。あとはエイドを楽しみに残りの距離を楽しみます。

練習をやりきれなかったし、体を絞りきれなかったので、思うようにはしれなくて当然。別に言い訳しているわけではなく、現実としてそうだということ。ただ、それだって未来の自分にとって必要な経験。1年後に笑うために、今やるべきことをやり抜きます。

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