サブ3.5どころか3時間56分19秒。なんとなくこうなる予感はありました。肌荒れが原因で眠りが浅くなっており、どうも疲労が抜けていない感じがあったのは事実。それでも台北マラソンよりも走れないということは考えられず、それなりのレース展開になるつもりでした。
ところが現実は20km手前で無理だということを悟り、そして22kmくらいで失速してしまいました。まだ粘ろうと思えば粘れたのですが、この時点で心拍数が190を表示しており、このまま走り続けても確実に失速するのは目に見えていたので、余裕があるうちにスローダウン。
ただ、そもそもスタートからペースをかなり落としていました。スタートロスが45秒くらいしかなかったのも影響して、ペースが勝手に上がってしまいました。キロ4分55秒でいいのに、キロ4分40秒よりも速いペースになってしまい、そこであわてて自制したわけです。
でも半分の距離で心拍数が限界を迎える。もう3回連続の失速で、その距離が徐々に短くなっています。もしかしたら体に何らかの不都合が起きている可能性もありますが、徐々に走りの質が落ちていることだけは確実です。
とはいえ、まずはこの現実を受け入れて、これからトレーニングを積む必要があります。ただ、ダメなところが多すぎて何から手を付けていいかわからないという状態。練習を本格的に再開するのは3月からとして、何を中心に鍛えるのかから考えなくてはいけません。
台北マラソン以降はHIITで心肺機能を鍛えましたが、2ヶ月間でほとんど効果がありません。筋トレもそれなりに続けてきましたが、走りが軽くなることもありません。そうなると私がやらなくてはいけないのは「もっと距離を踏むこと」がこれからの課題。
とはいえ、いきなり月間走行距離を500kmとかにすれば、ケガをするリスクがあがるだけ。ここまで走れなくなっているとすると、基礎体力が落ちていることになるので、まずは積み上げていく必要があります。でも1年のチャレンジなのでそこまで余裕もなく。
それでも練習量を増やさなくてはいけないのは明白。ケガのリスクを下げるために、まずは朝練と昼練の2部練にして、昼練は裸足で走るスタイルに戻すとします。この1年で大きく変わったのは裸足練習をしていないということなので、惨敗の原因のひとつになると思うので。
おそらく小さな筋肉がかなり衰えているんだと思います。だから筋トレをしても大きな筋肉だけ鍛えられて、マラソンを走るときに小さな筋肉が悲鳴を上げる。裸足で走れば膝などを傷めるリスクも減るので、月間走行距離を伸ばせます。
もちろん体重も落とさなくてはいけませんが、月間で500kmも走れば体重はそれなりに落ちてきます。今回は体を絞ることも失敗しているので、ある意味では妥当な結果とも言えます。絞れてないののキロ4分50秒設定というのはオーバーペース。
今回の愛媛マラソンは惨敗すぎて良かったことがひとつも思い浮かばないレースになりましたが、どん底からのスタートというのは面白そうじゃないですか。1年で1時間も縮められたら、それこそ自分にとっての集大成になります。
悔しいとも思わないくらいの大失敗。ここからは開き直ってやるしかありません。そして開き直るから進める道があると信じるしかありません。来年の伊予路は「楽しかった」と言えるように、今日からまたしっかりと積み重ねていきます。