わたしが森脇健児好きだというのは以前から何回か書いてきたので知っている人もいるかもしれないですが、あえて言います。わたしは森脇健児が大好きで、笑いの師匠であり、心の師匠だと思っています。
そんな森脇健児のトークライブが松竹芸能新宿角座で行われるというので観に行って来ました。大阪マラソンでハイタッチはしてもらっているものの森脇健児の生トークを聞くのは高校生以来なので22年以上前が最後。
22年前、当時私がバイトをしていた小さなショッピングセンターの野外イベントで30分ぐらいのトークショーでした。バイトのコネで森脇健児の控室の入り口まで入らせてもらったのですが、緊張して何も声を掛けられなかった記憶があります。
森脇健児の東京進出に合わせるかのようにわたしも「大学は関東」と当時の関西人には珍しく関東志向がありました。天下取るにはやっぱり関東だろうという単純な発想でした。そしてそのころのわたしの天下はサッカーの世界でした。
森脇健児を追いかけるように出てきた神奈川でわたしはサッカー選手になるという夢を追い続けているうちに、森脇健児はいなくなっていました。芸能界からいつの間にか消えていたのです。
不祥事もスキャンダルもなく消えていったと、森脇健児本人も言っています。冠番組も持って、トレンディドラマにも出演までした芸人が理由もなく消えていく。それが芸能界です。
そこからまったく仕事がなかった30代だったそうで、ただただ毎日走っていたそうです。腐ることもなく涙を流したくなるような悔しいこともがあっても芸能界でまた花が開くようにと全力で小さな仕事にも取り組んだそうです。
オールスター感謝祭のマラソンも10年間頑張り続けたら何かが変わるはず。そう信じて続けてきた結果がまた東京で仕事ができるようになり、こうやって単独のトークショーができるまでに戻ってきました。
苦難を笑い話に変え、そして20年前を遥かに上回るキレのあるトークで満員の新宿角座をボディブローのようにジワジワと盛り上げる。目の前にいる森脇健児はわたしの知っている森脇健児の何倍もでっかり男でした。
森脇健児のtwitterで何度もつぶやかれる「感謝マジック」という言葉。「感謝、感謝」と言い続けたら自然といいことばかり起こる。奇跡的なことばかり起こる。それを「感謝マジック」と言うらしい。
あと「感謝マジック」と言うと「感謝」を8回言ったのと同じ意味があるとか言ってるけど…それは気にしない。
とにかくどん底でも決してあきらめずまっすぐに人に感謝しながら粘っていればかならずいいことがある。そのメッセージがわたしには強く刺さりました。その言葉を信じて、いまの立ち上がったばかりの苦しい時期を乗り越えていくつもりです。
このタイミングで森脇健児に会えたことは偶然ではなく必然。次は森脇健児と一緒に仕事ができるぐらいにまで成長しよう。そんな大きな目標がわたしの中にしっかり根付くことになったトークライブでした。
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