香港に向かう前はここまで香港にハマるとは思っていませんでした。それぐらい最初に旅したときのイメージが悪かったのです。ここは買い物をする人でないと楽しめない街だと思ってました。
でも宿をゲストハウスに変えたことで大きく見方が変わりました。前回は香港島のにぎやかな部分の一番端っこでお店が閉まるのも早かったですし、そもそも活気が九龍とは違いました。
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旺角(モンコック)という魔境
すごいですね、あの街は。完全に魔境です。なんでもあります。活気もあるし、ワクワク感もあります。みんなが浮かれているけどでも魅力的な下町でもあります。香港に限らずですが中華圏は専門店が1ヶ所に集まります。
家電の街があったり、スポーツ用品店の街があったり、玩具の街があったり。
そして食べ物屋さんが無限にあります。たぶん香港で暮らしても旺角のお店をすべて把握することは不可能でしょう。あれだけ数あるお店から自分好みのお店を見つけたときの喜びはそれはそれは嬉しいものです。
きれいに区画が別れていながらごちゃごちゃしている感じ、大好きです。香港島にもそういう場所はあるのですが、あちらはどことなく上品です。庶民感が高いのは圧倒的に旺角かもしれません。
香港の街を歩くと日本を歩いているように錯覚する
香港の街を歩くときの力の抜け具合、緊張感のなさはとても海外にいるとは思えないものがあります。もちろん緊張感がないのはわたしだけかもしれませんが、とにかく気を張らなくていいというのは魅力的です。
なぜここまで緊張感がないのかを考えてみました。
1.湿度の高さが日本に似ている
2.目に入ってくる漢字が知ってる文字が多い
3.とにかく明るい
こんなところでしょうか。湿度はこの時期だから少し低めで日本の冬以外の季節に近いものでした。夕方、頬に触れる生ぬるい風は日本のそれとまったく同じです。
漢字は香港は繁体字なので日本の旧字とほぼ同じなのですが、それでも北京の略し過ぎの簡体字とは明らかに違います。簡体字はもはや原型すらわからない文字ばかりですが、繁体字からは知っている漢字に結びつきます。
それでけではなく、日本料理店が本当に多いのでいたるところに日本語があります。ぼんやりと街を眺めていると一瞬日本にいるのではないかと思えてしまうほどその風景は日本です。
香港と中国の圧倒的な違いは「電気」です。香港は万年水不足なのですが、なぜか電気だけは十分にあるようで街の明るさが日本の街とまったく同じです。夜の北京は本当に暗いのですが、香港はそんなことなく、とにかく明るいんです。
昼も夜もお店の中が明るいというのは中国にはなく、日本に近い感覚です。
やはり食べ物が美味しい
悔やまれるのは臭豆腐を食べなかったことぐらいですが、基本的に何を食べても美味しいです。朝ごはん以外…
そう朝ごはんが本当に難しいのが香港です。インスタントラーメンや洋食などなど選択肢は多いのにわたしの口に合わないお店がたくさんあります。
それでも基本的には何を食べても美味しいというのが香港です。高級なものもありますが庶民の食べるものがとにかく美味しい。普通の食べ物ですよ。日本のカレーライスも完全にコピーしています。日本食のお店には香港人が行列を作ることもあります。
朝ごはん以外は人の流れがあるお店に入っておけば間違いありません。残念なのはビールを置いていないお店のほうが圧倒的に多いということぐらいでしょうか。
餃子の専門店でビールがないというのはちょっと日本人には考えられないことですが、香港の人たちはジュースが大好きなのでしょうか。お酒よりもコーラの方が好きなようです。
とにかく安く行けることがわかったので
1回の旅行、2泊3日で3万円という香港旅ができてします時代になりました。こんなの行かないほうがどうかしています。サラリーマンなら年に数回行ってもおかしくないですよ。
わたしが好きな街は北京と台北でしたがここに香港が加わり勢力図がかわりつつあります。北京は安くないので香港と台湾たくさん行きたいですね。マラソン大会に合わせて行ってみるのもいいかもしれません。
香港には素晴らしいトレイルがいくつかあるので、さくっとトレイルを走るだけのために香港に行くのもありです。とにかく行かない理由がどこにもないのです。
まだまだ見ていない香港の街がありますし、言葉がどうにも通じないというか聞き取れないためそれらを少しずつ克服すればさらに楽しくなるはずです。
香港と台湾に好きなだけ行けるようになるためにしっかり働かなければいけません。
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