波乱なし!リオ五輪マラソンの選考は順当な結果になりました。陸連も別に嫌がらせで変な選考を続けてきたわけじゃない。そう信じたい。間違っても裏でお金が動いていたりはしないよね。
結局「人が選ぶ」となると、買収されるという可能性を常に考えなきゃいけなくなる。一発選考がいいとか基準を明確にとか、実はそういうことが問題じゃなくて「ちゃんと選んだかわからない」ということが問題。
いやいや、そんなこと疑ってたらキリがないって思うかもしれないけど、これまでどれだけの贈賄がこの地球上で行われてきたと思う?不正はいつだってどこにでも可能性としてはある。
サッカーのW杯でさえ、招致をめぐって贈賄があったということで問題になっています。「人が選ぶ」ということは贈賄の可能性は常にありますし、好き嫌いという個人的な感情も入ってきます。
問題をややこしくするのはマラソンのナショナルチームの存在です。今回女子は選考された3名ともナショナルチームのメンバーでしたが、男子は3名ともナショナルチームに選ばれていません。
男子の3名中2名、佐々木さんと石川さんは2014年のナショナルチームメンバーですが、2015年のナショナルチームメンバーではありません。
誰もオリンピックに出られないナショナルチームってどうなんでしょうね、選んだ側からすればナショナルチームから代表を出せないというのは面子に関わる問題です。
2人の選手がボーダーラインにあって、片方だけがナショナルチームのメンバーなら、そっちを選んでしまいますよね。わたしが選考委員でもそうします。
ようするにフェアなようでフェアでないんです、代表選考なんて。そして陸連はフェアにしたくない。そこに問題の根元がある。もっとも陸連側にしてみれば一発選考やタイムだけで決めることのほうがフェアではないのだろう。
力のあると陸連が考えている選手が落選する可能性があるから。
力がある選手。それがナショナルチームのメンバー。そう考えればすべての辻褄はあう。陸連に贈賄がないのだとすれば、自分たちが優秀だと判断したランナーに出て欲しい。
だってナショナルチームから選ばれなかったら、ナショナルチームの存在意義がなくなるわけだから。そう考えると利権の匂いがプンプンするけど、今日は深追いしない。
そもそもナショナルチーム発足時はそこから原則そこからリオ五輪の選手を選ぶって言ってたのに、説明もなくその項目は消され、川内さんが怒ってナショナルチームを辞退したっけ。ナショナルチームいらないだろう、もう。
とりあえずは波乱なし。
あとは選ばれた選手の成長と、調整に期待します。いや期待はしないな。彼ら彼女らがそれぞれにベストを尽くす。負けないようにわたしも日々の生活の中でベストを尽くす。ただそれだけだ。
スポンサーリンク
コメント