世の中には不思議なことを思いつく人がいるようで、なぜゲレンデを走ろうと考えたのかはわかりませんが、これが想像をはるかに上回る苦しさで、そして想像不可能なぐらい楽しい。久しぶりに走りながら吐きそうになりました。でもこれはクセになる。そして久しぶりに悔しいという思いが湧いてきました。全力は尽くして、すべてを出し切ったのに惨敗。他のランナーにも自分自身にも。ある意味最高のシーズンスタートになりました。
会場はバンダイ×2スキー場。磐梯山の東北側かな。あまり大きくはないスキー場です。このシリーズは磐梯山のスキー場を利用して開催されているので、他の大会にも出れば他のスキー場も走れるわけです。
スタート前に雨が降り出して、コースは濡れ放題です。ただ、ここに集まった100人のランナーはそんなこと気にするそぶりも見せません。あほな奴らが100人集まったのです。そのほとんどが福島県人というのが、ちょっと悲しいところですが、あと数年で他県の参加者も増えるでしょう。福島の人だけのものにしておくにはもったいない。数百人規模の大会であるべきだな。
スタートしていきなり上り坂。そりゃスキー場ですから、平坦な場所なんてあるわけがないのです。スタートして1分でふくらはぎマックスで痛いです。上りはほとんど歩きになるんだけど、これがきつい。おいらはまだ登りが得意だからいいけど、それでもきつい。理想のフォームは骨盤を立ててインナーマッスルで足を引き上げて走るんだけど、ずっとそれを意識はできなくて、きつくなる。
そして下り。もうね、苦手すぎて笑えない。ドスドスした走りになって、力を吸収しきれれない。理屈はわかってきている。腰を少し落として重心を下げる。そしてフラットに着地して膝で力を逃がす。斜面が緩やかならそれができるんやけど、傾斜が30度とか40度とかスキーでなら絶対行かない斜面になると、もうコントロール不可能です。
それでも1周27分から30分で走ってた。で6周目に欲張ってスピード上げて下ったら、左膝の内側にピキッという痛み発生。まさかのここでリタイアが脳裏に浮かびました。とても走れる痛みじゃない。でもこういうときのためにおいらはピラティスをしているわけだ。痛みの原因を探って改善させながら動くということができるようになってきたのだ。
とりあえず痛みは消したけど、もうスピードは出せない。あと8分を残して6周目完了。ここで終わるというのが理想なんだけど、やっぱり1分でも多く福島を走ってたかった。いや、実際には歩いてただけやけど、3時間に到達しない段階では終われなかった。どうもそれは他のランナーも同じようで、「もう行きませんよ〜』って言ってた人がみんな最後の1周に向かってたのを見て、あぁランナーって心からアホなんだなぁと思わずにはいられませんでした。
苦しかったけど誰もが終わりたくない時間だったんだろうね。
おいらの結果は18.7kmで20位。まぁそんなもんです。どこかで手を抜いたわけでもないし、気持ちも膝を痛めるまでは強かった。坂道に弱いのがはっきりしすぎててちょっと悲しすぎただけ。サブ3を達成したら、こういう変則大会向けの調整をして臨みたいなぁ。
レース後は表彰式と抽選会。走った周回だけ抽選券をもらえるシステムなので、たくさん走った方が当たりやすい。でも1周しか走ってなくても運が良ければいい商品がもらえるシステムでもある。もちろんくじ運が世界トップクラスに悪いおいらは…欲しかった刈りたてのお米1キロゲットしました!あとはジャガイモ3袋にゲルマニウムブレスレットに白桃のお菓子。いや、これはすごい。来週はジャガイモ週間決定です。
ゲレンデ逆走マラソン実に面白い。これは年に1回は来なければいけません。そして自分の実力のなさを痛感しよう。そう、会津磐梯に来たいだけです。ここはいろんな意味で最高です。
絶対戻ってくるぞ〜!
コメント
コメント一覧 (3件)
ゲレンデ耐久レースお疲れ様でした!
1枚目の写真の奥に写ってる水色Tシャツが僕です。
Twitterでフォローさせて頂きいつも楽しくブログを拝見させてもらっています。
実は重松さんを探していたのですが、あまりの人の多さに見つけられず…。
この大会、ホント楽しかったですね!
走ってる最中はもう二度と走りたくないって思いつつも、終わった瞬間に来年も走ろうって気持ちになるほど楽しかったです。
これがトレイルなのかはわかりませんが、初トレイルでした。
ウルトラを走る人も相当ですが、トレイルも相当ですね。
優勝した子供達を見てると人間の底知れぬパワーに驚きました。
来年また会えることを楽しみにしています。
水色Tシャツたくさんいましたね。
しかも2枚目の写真です。
水色Tシャツに白のサンバイザーが僕です。
え〜事前にメッセージを送ってもらえれば会えたのに〜残念!
で、河童脱いだらもはや見つけられませんしね(笑)
来年、もちろん走りますよ!
あの子どもたちに負けたことがただただ悔しくて。
いや。来年走っても負けるんですけどね…
トレイルと呼ぶには過酷すぎましたねぇ。
これはもはやゲレンデ逆走という名の別競技でしょう。
来年はなんとか河童を見つけて声かけてください♪