夏場の日中に走るのは1ミリも同意できない

UberEatsの配達をしていると、気温が30℃を超えるような状況でランニングをしている人を見かけます。キャップもサングラスも着用しておらず、がっつりと汗をかいて走っている。ランニングなんて個人の趣味だからどうこう言うべきではないのでしょうが、ただ夏の日中のランニングに対しては話しておきたい。

それって意味あるの?

いや、意味はあるのだと思います。少なくとも本人はやりきった感が得られるでしょうし、その時間でないと走れない理由があるのかもしれません。でも、あらゆる理由を考えても、30℃以上の気温の中を走ることは1ミリも同意できません。今日はそんなお話です。

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間違った努力に意味がないと発信すべき

夏場に甲州街道や中山道を走ったわたしが言うのもなんですが、夏の気温が高いときに走るメリットはひとつもありません。自分を消耗させてでも達成したい目標があるなら別ですが、走力を上げたいというのであれば、それは無駄な努力です。

誰もはっきりと言わないので、今でも「努力は報われる」と思っている人もいますが、間違った努力が報われることはありませんし、報われることがあっても、自分の思い通りの報われ方をするわけではありません。努力するのは素敵だと思いますが、意味のない努力が多すぎます。

いまどきトレーニングでウサギ跳びをする人はいないかと思いますが、35年前はあたり前のように行われていました。典型的な無駄な努力のひとつで、成長する部分もあるかもしれませんが、故障リスクのほうが高いということが広まり、今では誰も行いません。

真夏のランニングも同じです。百害あって一利あるくらいのメリットしかありません。暑さに強くはなるかもしれません。でも、その特性はどこで活かすのでしょう?マラソン大会は冬場に行われるというのに。サハラマラソンやオリンピックにでも出場するのであれば話は別ですが。

30℃を超える気温で走る状況がないのに、その環境で走る。それは自分の身を削っているだけです。見返りもないのに。見かけの体重は落ちます。見せかけの体重は……ね。そんなもの、お風呂上がりにビールを飲んでお終いです。夏場の昼間に脂肪が燃焼するくらい走ったら脱水状態になるだけです。

なぜ朝に走らないのか

Young woman runner tying shoelaces on the bench.

わたしは何も夏に走ってはいけないとは言いません。走りたいなら午前5〜7時くらいの時間帯に走ればいいじゃないですか。夜が遅いからそんな時間に起きられない?それはごもっともですが、なぜ夜が遅くなるのでしょう?早寝できない理由はどこにあるのでしょう?

テレビを見ているだけ、動画を見ているだけ。夜遅くまでゲームをしていた。それは別にかまわない。好きなことを好きな時間にすればいい。でも、やるとしたら逆です。テレビ番組は録画でもしておいて、夜中に走って日中に録画したものを見ればいい。

理想は夜にしたいことは昼にして早寝。そして早起きしてランニングというスタイルです。もちろん夏の話です。冬はまた違って、走るなら太陽の出ている日中のほうがおすすめです。ビタミンDも作らなくてはいけませんし。でも夏場は気温の問題もあるので、涼しい朝がベストです。

朝に弱いという人がいるのも知っています。でも、それを言い訳にしているだけの人がいることも知っています。別に構いません。朝が弱いことにして昼に走って、寿命を削るのは本人の自由です。でも、ほんの少しでも自分の体を大切にしたいという思いがあるなら生活を変えるべきです。

あまり強く言うことは好きではありませんが、これははっきりと言います。昼間に走るのではなく朝に走るべきです(できれば10時までに)。それが難しいなら夕方17時以降に走るのが理想です。夕方なら朝に弱い人でも走れます。

自分だけは大丈夫だというのはただの慢心

昼間は危険と言っときながら、お前は昼間に配達をしているじゃないかと思うかもしれません。ごもっともかもしれませんが、少なくともわたしは汗だくになって配達をするようなことはありません。そんな姿で届けられても食欲が失せてしまいますから。

自転車は1日に50kmくらい漕いでいますが、電動自転車ですし汗だくになるほどスピードも出しません。安全第一というのもありますので。配達でもそうですが、「自分だけは事故を起こさない」と思っていそうな人がたくさんいます。ランニングなら「自分だけは熱中症にはならない」といったところでしょうか。

どちらも根拠のない思い込みです。慢心と言ってもいいでしょう。

熱中症になるのは身体のメカニズムがそうなるようにできているからです。限界を超えたところで体を動かせば、当然どんな人もどこかで破綻します。これまで1度も破綻していないという人は、運が良かっただけのことです。なのにそれを「自分は暑さに強いから」と勘違いする。

百歩譲って熱中症になっていなくても、身体は無理をしています。汗をかいているので血液中の水分は足りなくなり、血流が悪くなっています。ミネラルも不足して電気信号を上手く発生できなくなっています。筋力も思考力も低下しているわけで、判断力も下がっています。

そんな状態で走り続けたらどうなるか。ここで答えを言うまでもありません。

長時間のランニングは身体に悪いという認識を持つ

ランナーはいまだに「走ることが健康につながる」と思っていますが、基本的に1日30分以上のランニングは健康を害することがわかっています。マラソンなんて身体に与える負荷の大きさを考えたら、この世の中で最も不健康なスポーツかもしれません。

身体にとっては不健康だけど、精神的に満たされるからやっている。この認識があればいいのですが、走れば走るほど健康になれると思っていたら、それは大きな勘違いです。その認識が欠けているから、暑い中を走ってしまいます。

絶対に走ってはいけないなんてことは言いません。汗を流しながら走るのがこの上なく好き。寿命を縮めてでも続けたいという人を、止めることができるほどわたしは偉くありませんし、そんな権限があっても止めようとも思いません。そこは生き様の話なので。

でも、はっきりさせておきたいのは、夏場の日中に汗だくになって走ることほど、身体に負担をかけることはそうはありません。そこに喜びを感じるなら、それはもう価値観の違いですから好きにすればいい。がっつり汗をかいたあとのビールが美味しいことを、わたしには否定できませんし。

ただ、それが身体に何をもたらすかはよく考えておいてください。

まとめ

伝えたいことはシンプルです。走力の向上を考えて夏場の日中に走っているならすぐにやめるべきで、朝ランに切り替えてください。朝が難しいなら日が沈んでからでもかまいません。気温が30℃を超える中で走ることは、自分の体をいじめているだけです。

別の理由があって昼間に走るのは自由です。好きにすればいいと思いますが、人には安全地帯から飛び出してやらなきゃいけないことだってありますし、安全地帯が居心地の悪いという人だっているはずです。不健康だとうと、汗を流しながら走るのが好きだっていう人もいます。

だから好きにすればいいのですが、だからといって身体への負担を知らないふりするというのはNGです。お酒と同じですね。少量なら薬になっても度が超えれば毒になる。どこを適量とするかは自分次第ですが、酒は飲んでも飲まれるなが基本。ランニングも同じです。

自分で適量を見極めて、無理なく楽しむのが大人。少なくともランニングを生涯スポーツとして楽しみたいなら、夏場は涼しい時間に限定して走るようにしましょう。30℃を超える気温の中をマスクやBUFFをして走るなんて正気の沙汰ではありません。

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