今年は新型コロナウイルスの影響もあり、長い距離を踏んでいない。1年前は月間走行距離が500kmを超えていたと思うが(タイトルどおり詳しい数値は知らない)、今年は200kmも怪しいところ。だからレースに出るのは少し不安があった。
ただ、自転車に乗っていた距離はかなりのものになる。電動自転車だが、1ヶ月で1000kmくらいは走っていたのではないだろうか。流石にそこまで自転車に乗っていると、多少なりとも有酸素運動の効果があり、持久力が付くのではないかと期待している自分もいた。
結論から言えば、長い時間走るということにおいて、今年の3月からはそこまでレベルダウンしていないか、もしくはレベルアップしている可能性がある。これは12月に実証テストをしてみようと思うのだが、もしかしたら長く走ることにおいては、以前よりもスキルが上がっている可能性は大いにある。
毎日6〜8時間のLSDをしているようなもの。だからきっとフルマラソンを走ったときに、後半の失速を防げるのではないかと考えている。ただ、パワーという点ではかなり低下している。パワーすなわち筋力が低下してるからスピードを出せない。だとすれば、筋トレだけをしておけばいいのではないかと思い始めている。
要するにUberEatsの配達がLSDやジョグで、筋トレがポイント練習になる。インターバルのように心肺機能を追い込まないことがどちらに転ぶかはわからないが、持久力付けて筋力を高めれば普通に考えてマラソンを速く走れるようになる。それぞれを個別に磨き、レース前の1ヶ月でそれらを融合させる。
絵に描いた餅だろうか?
マラソンは論理的なスポーツで、論理的に正しく鍛えれば必然的に速くなるとわたしは考えている。だから、ひとつひとつの練習に意味を持たせているし、意味のない練習はしないように心掛けている。誰が決めた練習メニューを、そのままなぞるようなことは絶対にしない。誰かのトレーニングを真似るにしても、それを行う意味を考える。
マラソンを走るのには持久力が絶対に必要になる。持久力とは何かという問いに対して、正確な答えを伝えるのは難しいが、持久力を高める方法は知っている。アプローチの方法はいくつかあるのだが、わたしが意識しているのは「血液」だ。より多くの酸素を体の隅々にまで届けられるようになれば、持久力が高まる。
だからわたしはアサイーを欠かさず飲んでいる(ランナーでアサイーを摂らない人は本気で速くなろうと思ってないくらいに考えている)。裸足ランニングも血の巡りを良くしていると思っている。ふくらはぎが鍛えられるので、強いポンプが付いた状態になり、より多くの血液を心臓に戻すことができる。
そして自転車を漕ぐことで、毛細血管が拡張され、さらに細胞に酸素を届けやすくなる。フルマラソンを走り切るくらいの持久力はアサイーと裸足ランニングと自転車で十分ではないだろうか。サブ3を狙うレベルならきっと、それ以上の持久力アップトレーニングはいらない。
そして筋力。
マラソンの筋肉はムキムキでなくてもいい。むしろムキムキであってはいけない。今にも折れそうなくらいに削ぎ落とされた筋肉が理想。それでもスピードを出すのに筋トレは必須だ。特に40代以降のランナーにとって、過去の栄光に縋り付くか、未来に向けて走り続けるかの分かれ道。筋トレをすれば未来はきっと明るい。
だから筋トレだけを定期的に行ってみようと思う。持久力はUberEatsの配達に任せて、筋力はポイント練習ではなく筋トレ。これはわたしにとって新しい試みになる。失敗するかもしれないし、3時間の壁を超えられる可能性もある。どちらに転ぶかはわからないが、成功したときの報酬は大きい。
走らないでマラソンが速くなる。それが可能ならマラソントレーニングの常識が変わるだろう。ケガで苦しむランナーを救える可能性もある。そしてわたしはそのノウハウを1冊の本にまとめて大儲けする。素晴らしい未来じゃないか。六本木ヒルズに部屋を借りる未来もそう遠くないだろう。六本木ヒルズからUberEatsの配達に行くなんて胸熱でしかない。