主要マラソン大会108のうち定員に達したのは33%【参加費はそれほど関係ない】

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昨日のブログでマラソン大会の参加費の高騰と、いくらくらいなら参加するのかという話をしましたが、それをひっくり返すようなアンケート結果がアールビーズから発表されました。

●参加しない理由は?(複数回答・回答数4,357人)上位5つ

  1. 練習ができていないから:48%
  2. コロナ感染が気になるから:46%
  3. 中止の可能性があるから:43%
  4. 中止の場合、返金されないから:28%
  5. 参加料が高いから:17%

影響がまったくないわけではありませんが、「練習ができていないから」「コロナ感染が気になるから」「中止の可能性があるから」に比べると少なく、そもそも参加費が高いとかそういう話以前のところで、不参加を決めている人が多いようです。

てっきり私は、参加検討くらいしていて、でも「高いなぁ」となって躊躇しているのだと。でも、考えてみればそうですよね。1年に1回くらいで、趣味がマラソンなら多少高くても魅力的な大会なら出ますよね。ただ、1番以外だったのは、参加しない理由の1位が「練習ができていないから」だったこと。

普通の感覚だと、フルマラソンは練習しないと走れないものなんですよね。当然でしょと言われそうですが、そもそも私は練習しない期間というものがないので、「練習してないから走れない」という感覚がわかりません。

別に練習していることでマウントをとっているわけではなく、私の場合は健康維持が収入に直結するので、走らないという選択肢がないというだけのことです。私は生きるために走っているので、練習しないということはないわけですが、それは世の中としてはイレギュラーなんですよね。

走っていないということは、おそらくランニングよりも楽しいことが、このコロナ禍で見つかったということなんでしょうから、それはそれで良いことなんだと思います。1度きりの人生ですから、より楽しい方向に向かうべきです。

2位の「コロナ感染が気になるから」については触れないでおきましょう。混ぜるな危険のテーマです。3位の「中止の可能性があるから」というのは納得ですね。たまたま開催されていますが、春のエントリーの段階ではまだグレーでしたので、むしろ妥当な判断です。

よくよく考えてみれば、今年の春の段階でマラソン大会にエントリーした人なんて、ただのマラソン中毒者でしかありません。マラソンが人生の楽しみで、マラソンのために日々過ごしている。そんな人なんて限られているわけで、定員割れしても何らおかしくありません。

そして、アールビーズの調査によると主要108大会のうち、定員に達したのは33%のみだそうです。むしろこれは立派な数字のような気がします。開催されるかどうかわからないのに、33%も定員に達しているわけです。どれだけマラソン大会に期待している人が多いのかわかります。

もちろん、離れた人がどれくらい戻ってくるのかはわかりません。日本陸連もマラソン業界も危機感に包まれています。そして、来年以降にエントリーしたいという割合も一定数あり、今年のエントリーと合わせると70%近くが戻ってくる計算になります。これは私がずっと言ってきたことと一致します。

崩れてしまった砂の城が、元に戻ることはありませんが、また構築し直すことはできます。万里の長城マラソンも含めて過去にしがみつくのではなく、ここをスタート地点として再出発。ただ、みんながやる気になったときに、参加費で引っかかるような気がしなくもありませんが。

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