初台で開催された1マイルレース「北渋マイル」の取材があり、取材枠として走らせてもらいました。自分でもエントリーするかどうかで迷っていたレースだったので、取材依頼があったときには、棚ボタ感が半端なかったわけですが、取材となるとちょっと遠慮してしまうもの。
一緒に走ったグループは中学生の陸上部も含まれていて、そういう子たちの邪魔にならないようにと後方からのスタートになり、結果的にはスタートロスが発生。もっとも、スタートロスがなくても、今のコンディションではそこまで速く走れる訳もないので、言い訳ですが。
とにかく1マイルです。今年の初夏に代々木公園でFKTの取材があり、その時も1マイルを走ったんですが、5分49秒で走っています。それこそスタートロスゼロでしたが、まさかそんなタイムをいま出せるわけもなく、結論から書けば6分1秒でゴール。あと2秒速ければ5分台でカッコがついたんですが。
いずれにしても、このタイムくらいが今の現実。真剣に走ったことには違いないので、ここから推測すると、フルマラソンの完走予想タイムは3時間16分30秒になります。これも推定通りで、コンディションが上がったら3時間15分は切れそうな感じ。でも3時間10分は切れない。
今のところサブ3ペースを目標にトレーニングを積んでいますが、負荷の高さは3時間10分に変更です。いまサブ3レベルのトレーニングができるほどの状況ではなく、それをするとケガのリスクが高まるので、ちょっとだけ負荷を下げることにします。400mインターバルなら90秒で走ること。
まず大事なのはアスリート枠を確保すること。いわて盛岡シティマラソンのときのように、走り出したら足が動かないなんて失態のないことが最優先になります。3時間10分を狙ってトレーニングを積み、狙い通りに結果を出す。今の走力を考えれば、それだって欲深い狙いです。
1マイルというのは面白いですね。短い距離だから、わざわざ参加費を払って出るのはどうだろうかと思うんですが、沿道の声援がある中で走ると気持ちいいですし、何よりも前に人がいる方が追いかける気持ちが湧いてくるので、良いタイムを期待できます。抜かれると凹みますが。
それでいて、やっぱり自分をコントロールする必要があり、自分なりにしっかりと組み立てて挑まなくてはいけません。勢いだけで飛び出して、失速するというのが1番情けないのですが、ペース配分が意外と難しい。今回は1kmくらいでスピードに乗りかけましたが、ここで上げると潰れると判断し自重。
いま思えばあれがターニングポイント。本当はスパートをかけなくてはいけないところでした。失速を回避するために、飛ばしたい気持ちを抑えられたとも考えられますが、あそこは勝負どころ。勝負どころでギアを上げられないから、「ちょっと速い人」で終わってしまう。
あべのハルカスで開催された階段垂直マラソンで、エリートランナーが2本目を走ったところに出くわしたのですが、階段を上がり切ったときのオールアウト感がすごく、みんな倒れています。あの領域に入る覚悟がないから、いつまでも足踏みをしている。それはランニングだけでなく、人生そのものもそう。
自分の弱いところであり、そこを突き抜ければいいというのがわかっているのにできないでいます。だから私は何をやらせても、平均よりもちょっとできる程度で終わるわけです。それに関しては、ここ最近ずっと迷っています。本当にこのままでいいのだろうかと。
ただ、主戦場がフルマラソンだと、守りの走りになるのは仕方ないこと。もっとも攻撃的になりたいなら、短い距離のレースを主戦場にする必要があります。1マイルレースは国内にあまりありませんが、北渋マイルはきっと来年も開催されるので、今度は一般枠で挑戦しようかと思います。
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