台北マラソン2022を走ってきました【友だちを増やそう作戦失敗】

今回の台北マラソンでの目標はただひとつ。多くの台湾人に話しかけてもらうということ。日本人が台湾を走ることで「ずっと来れなかったけど、台湾のことは今でも好きだよ」というメッセージを込めたハーフマラソンだったわけです。

結論から言えば、話しかけてもらうというのは失敗でした。ただ、台湾人の方に「日本人ランナーが走っていた」ことを知ってもらえたかと思います。もちろん声もかけてもらいましたが、レースの雰囲気も思った感じではなく。

台北マラソンのハーフマラソンは仮装しているランナーがいて、写真を撮りあったりすると聞いていたのですが、まったくそんな感じはなく、私が見る限り仮装ランナーはトナカイのカチューシャを付けた女の子が1人いただけ。

みんな黙々と走っているわけです。それはもう想定外でして、小心者の私はその感じに飲まれてしまいました。裸足の河童が日本をアピールした服装で黙々と走る。それに対して話しかけるような勇者なんて限られています。

また、レースのあとに台湾の友人に会ったのですが、日本語で話したいけど言葉が出てこないという話がありました。それは私も同じで、長く使っていないと中国語が出てこなくて、話しかけたいけど話せないみたいな状況になっていました。

きっと私を認識しつつも、話しかけ方がわからないということで、遠くから見ているだけだったのでしょう。一緒に走ったラン仲間が私の後ろにいたのですが、ものすごく指を刺されていたとのことなので、アピールそのものには成功していましたし。

ただ、10kmくらい走ったところからは、声をかけてもらうというのは諦めて、ただ純粋に台湾を走るということを楽しんできました。いつ台湾に戻ってこれるのか、先が見えない状況が約3年続いて、ようやくその地に立てた喜び。

こんな嬉しいことはありません。走りながら感極まりそうになりましたが、それをグッとこらえて笑顔で走ります。こういうときにハーフマラソンという距離はちょうどいいですね。フルマラソンは長すぎて感傷的になる余裕がありませんので。

こうやって門戸を開いてくれた台湾に感謝しかありませんし、それに応えるにも、またかつてのように何度も台湾に遊びに来なくてはいけないという気持ちが強くなった21km。ここは私にとってとても居心地のいい場所です。

レース結果としては2時間31分。スタートロスが14分近くあったので、2時間45分も台北マラソンを楽しめました。今回はできるだけ長く走っていることもテーマのひとつでしたので、こちらは間違いなく成功です。

たくさんの友だちを作る作戦は失敗に終わりましたが、きっとこれは継続することが大切です。最近は裸足の河童で走ることも減ってきましたが、台北マラソンはフルマラソンでもハーフマラソンでも裸足の河童で走って、日本人アピールしていこうと思います。

あまりにも奇抜すぎて、彼らのイメージする日本人像とはかけ離れているのかもしれませんが、何度も走っていれば、きっと声をかけてくれる人も出てくるはず。今回は結果はでませんでしたが、次回以降の挑戦にご期待ください。

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