5ヶ月もサボっていたわけですから、ある程度の衰えは覚悟していました。ただ、今はスラムダンクの三井くんの気持ちがよくわかります。5ヶ月の代償はあまりにも大きく、今シーズンの愛媛マラソンでアスリート枠を確保するのはかなり困難な状況にまでなっています。
10日にパーソナルトレーニングの依頼があって、練習内容を思い出すためにひと通りやってみたわけです。そしたらひと通りやる前に体が悲鳴を上げました。それは大袈裟でもなんでもなく、本当に肉離れするんじゃないかと思うくらいの痛みで、危うくパーソナルトレーニングどころではなくなるところでした。
よくこんな体でハーフマラソンを走ったもんだと逆に関心するほど体が鈍っています。そして、体の重さも感じるわけです。ジャンプなんてしようものなら、着地の衝撃もあるわけで、本当に5ヶ月前の自分はそこそこすごかったんだなと。そしてそこに戻すのは並大抵の努力では足りない気がします。
超回復理論で考えると筋トレは1週間に2回しかできません。1ヶ月に8〜10回しか筋力を上げられないわけです。しかもその間はポイント練習ができません。だから1回も無駄にできないのですが、やり過ぎても回復に時間がかかるので逆効果。
私のような昭和脳の人間には「やり過ぎない」というのがなかなか難しい問題。とにかく毎日全力で追い込んで、限界を超えていくみたいなスポ根が染み付いているので、間違いなくやり過ぎてしまいます。でもそれではいけないわけです。
きちんと正しい負荷でトレーニングを行い、きちんと回復させてから、またトレーニングを積み重ねる。これを1回でもミスったらアスリート枠を維持することができなくなります。もっとも今年確保しているので、来年は失敗してもいいのですが。
でも失敗していいなんて思っていたら、本当に失敗するもの。やるからにはベストを尽くして目標を達成しておかなくてはいけません。こういうのはメンタルがとても重要で、1度妥協したら元に戻るのに、とてつもない労力をかけなくてはいけなくなります。
実際にフルマラソンを3時間半で走れなくなったときは、数年その状態を引きずっていましたから。いまサブ3.5で走れていることを考えたら、自分のポテンシャルとしては簡単に達成できるはずなのに、メンタルが足りてないから実現できない。
絶対に成功させるんだと思って練習するのと、なるようになると思って練習するのとでは練習に対する想いが違いますし、何よりもキツくなったときに耐えられるかどうかがまったく違います。今回の筋トレで思い知ったのは忍耐力が落ちてるということ。
もちろん耐えればいいというわけでありません。それがオーバートレーニングにつながるので、無理ない範囲でやめておくことも大事。でも計画的にやめるのと、耐えられなくなってやめるのは違います。今回は前者であり、まずはここを改善しなくてはいけません。
とりあえず1回やったので、自分の弱いところは見えています。これを元に次の筋トレメニューを組んでいくわけですが、そのあたりは血液検査をできるわけでもないので、どうしても直感に頼ることになります。そこで頑張り過ぎないよう気をつけます。
アスリート枠の維持は完全に綱渡り状態で、実際問題としてはもう片足落ちてると言っても過言ではありません。でも自分の理論が正しくて、それを実行したことで目標達成できたなら、それはまた一つの実績になります。まあ理論は間違ってないので、達成するんですけどね。