やっぱり万里の長城マラソンが好き【4年ぶりに万里の長城マラソンを走ってきた】

4年間も離れていると、実はそんなに好きなんじゃないんだろうかなんてことを思ったこともあるんですが、北京に戻ってきて再確認できました。私は万里の長城マラソンが好きで北京が好き。ここが居心地がいいしワクワクもします。

レースの結果は残念ながら4年前とは比べ物にならないくらいひどい結果でしたが、それも含めて万里の長城マラソン。いい準備ができればいい結果が出て、そうでないなら結果が出ない。とてもシンプルです。ただレース結果以上に得られるものがここにはあります。

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オールアウトした1週間後のレースは無理

そもそも今回は万里の長城マラソンの1週間前にいわて盛岡シティマラソンを走っています。ただ走っているだけでなく、37km地点で歩くしかなくなる程の失速。翌日は階段を降りられないくらいの筋肉痛で、普通なら回復に1ヶ月かかります。

それをわかって追い込んだので、万里の長城マラソンの結果が悪かったのは当然の結果でもあります。ただ少しだけ期待してたんです。万里の長城マラソンもハーフマラソンでしたし、秋大会だからあわよくば優勝、もしくは3位以内には入れるかもと。

でも現実は万里の長城に向かうトレイルに入ってから太ももがまったく上がらない状態。ロードで全種目の3位まで上がりましたが、トレイルでは抜かれ放題。その時点で今日は自分の日ではないと悟りました。そして翌週の天童ラ・フランスマラソンも。

万里の長城マラソンで厚底は2度と履かない

今回大きな失敗だったのがシューズ選び。いや、シューズ選びなんてどうでもいいくらい疲労が溜まっていたのですが。今回はいたのはアディオスプロ3。伊豆高原にそれ以外のレースシューズを持って行ってなかったから。それがもう滑ること。

万里の長城そのものではなく、そこに向かうためのトレイルで足元が不安定。ソールが厚いから安定感がないんですよね。そもそもトレイルを走るためにできてないシューズですし。ただ最大の問題は、自分の足が思っている以上に上がらないこと。

何度も段差につまづいて、1回思いっきり転びました。そこは反射神経の鬼なのでスマホを片手に持っていたにも関わらず、両手で支えてことなきを得ましたが。時々器用なことするんですよね。ただ、そもそもつまづいて転ぶなんてピラティスを始めてから1度も経験がなく。

来年からは薄底もしくはトレランシューズを履くとしましょう。あとはトレイルの練習をしておがないといけません。上りも下りもダメ。ロードの坂道で練習しても、トレイルの坂道は対応できないみたいですね。鶴巻温泉に戻ったら山トレ再開です。

苦しいからこそ万里の長城マラソン

ハーフマラソンを走ったあと、体がボロボロだったんですが、写真を撮らねばともう1度万里の長城に向かいます。これでプラス10km。日本事務局あるあるですね。30kmは大変でしたが、いい写真が撮れました。

ところがそのあと、17歳の女の子が残り11kmを1人で走るのは不安だから付き添いが欲しいということで、私が並走というか並んで歩くことに。結局4kmを残してリタイアしたのですが、私も38kmくらい走ったのと同じ状態。

翌日に万里の長城マラソンのPV撮影があるからという理由でハーフマラソンにしたのですが、結果的にフルマラソンに準ずる距離を走っており、何をしているんだか。でもそういう経験も含めて万里の長城マラソンが面白いところです。

普通のマラソン大会ではありえないことですから。参加者同士で声を掛け合ったりして、みんなでゴールを目指すのが万里の長城マラソンのスタイル。一緒に歩くくらいしますとも。17歳とデートなんてめったにできる経験ではありませんし。

ここに自分のすべてがある

私は基本的に人生においてやりたいことなんてなく、生きるために生きているような人間です。夢とか希望とかを抱いているわけではなく、困っている人を助けられるなら何でもするというスタイル。飲食店の運営をしたいわけでもなければ、宿の管理人をしたいわけでもありません。

でも唯一、私が積極的にやりたいと言えることがあるなら、万里の長城マラソンを通じて、1人でも多くのランナーに北京を訪れてもらい、そしてマラソン大会では多くのつながりを作れる環境を整えたいと考えています。

それも4年のブランクで薄れていましたが、今回も素敵な出会いがあって、やっぱり私の軸はここにあるのだと再確認しました。ここだけはブレてはいけないし、ブレることもないだろうと思える大切な軸。そのためにはまず、最新の北京を知ることから。

きっと万里の長城マラソンとは別のときに、1週間くらい北京を探索するために来ることになると思います。私のやる気とかモチベーション、人生の方向性などはすべてここにあります。すぐに日本人が戻ってくるとは思っていませんが、来年2月からは本腰を入れてテコ入れを再開しようと思います。

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