階段専門のランナーになるつもりはないけど:2024年は自分を取り戻す1年に

鬼が笑う話をひとつ。激増した体重も元の体重に戻り、いわて盛岡シティマラソンではサブ3.5の背中を触れそうなタイムで走れたことで、自分の中では8〜9割くらいまで体が戻ってきていると思っていました。でもあべのハルカスの階段が現実を教えてくれました。

全然元に戻っていません。割合で言えば50%くらいでしょうか。5ヶ月もかけて体をダメにしてきて、しかも思うように練習できない環境。むしろそれくらい戻れば御の字で、元に戻せるとしたら来年の2月以降になりそうです。

もちろん愛媛マラソンを諦めたつもりはありません。与えられた環境の中でできることを積み重ねていきますが、体を元に戻す作業はむしろ愛媛マラソンが終わってから。練習量も増やして、練習の内容も見直していきます。

そして来年のあべのハルカスでは、今年のタイムから2〜3分縮めることが目標です。ただ、階段ランナーになるつもりはありません。階段に特化したトレーニングをするとフルマラソンのタイムが落ちます。あくまでも私の主戦場は今のところフルマラソン。

もちろん半年後に違うことを言っている可能性はあります。「階段ランナーになる!」といって、フルマラソンで結果を出すことを諦める未来もわずかながら見えています。なぜなら階段マラソンは万里の長城マラソンとリンクするから。

フルマラソンでサブ3を達成することと、階段マラソンだけやたらと強いランナーになること。どちらが自分にとってカッコいいかという話。今はまだサブ3への未練があります。逆に1回でもサブ3をしておけば、迷うことなく階段ランナーになれるのですが。

そういう意味では、来年1年をかけてサブ3を達成できるランナーになることが目標。ただ、サブ3を達成できる自分になれば、あべのハルカスの階段だって12分台で走れるはずです。だから来年のアプローチとしては、まずはマラソンに集中すること。

そして40代最後の歳に階段ランナーへとジョブチェンジする。遅すぎるとは思うのですが、勝算がないわけではありません。階段マラソンというのはまだマイナーな競技であり、実は本当に効率よく走れる方法があるのではないかと考えています。

それを見つけることができたなら、50代でもトップレベルと張り合うことができます。マラソンに関してはさまざまな研究がされていますが、階段についてはまだみんな感覚でやっています。そこに論理的思考を導入することができれば、技術で才能に追いつけるのではないかなと。

その研究は来年から始めますが、あくまでも来年はサブ3を実現するための、かつての自分を取り戻すための1年にするつもりです。その時間を確保するためのUberEatsからの撤退でもあります。走る時間を確保するために、すべてを変えていく。

きっとかなり貧乏になりますが、それと引き換えに得られるものもあります。まずはしっかりとトレーニングメニューを組むことから。強いランナーになるためのトレーニングを積んでも壊れない体に仕上げて、そこから過去最高の自分を目指す。

今回のSJC大阪大会で、ちょっとヒントのようなものも見つかりました。いや、ずっと前に気づいていたのですが、いろいろあって忘れていた自分の理想を思い出しました。その走りができれば、きっと私はまだ上に行けます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次