ただいま筋肉痛:40代後半になると筋力がなければタイムを出せない

  • 2023.11.24
  • (更新日:2023.11.23)
  • RUNNING
ただいま筋肉痛:40代後半になると筋力がなければタイムを出せない

愛媛マラソンに向けて本格始動を始めたとお伝えしましたが、筋トレ2セットでなかなかの筋肉痛。こんなにも弱っているんだと思いつつも、筋肉痛になるというのはそれだけ伸び代があるということ。この筋肉痛はある意味で希望です。

私は「速さを取り戻したければ筋トレをしろ」と言い続けていますが、これは自分の実体験に基づく考え方になります。40代前半にどうしてもサブ3.5を切れなくなり、最終的には愛媛マラソンのアスリート枠を失うところまで落ちていきました。

そのときに階段マラソンに希望を見出し、あべのハルカスを駆け上がるためのトレーニングを徹底して行いました。駆け上がる競技ですので体のバネが重要だと考えた私は、ジャンプトレーニングとスクワットを週2回半年以上継続しました。

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結果的に階段マラソンのトレーニングとしては失敗で、ハルカススカイランでは良いタイムを出せませんでしたが、春から始めたトレーニングが夏頃には体に変化が見られるようになってきました。最初に気づいたのは24時間リレーマラソンで、どうも例年よりもスピードが出ています。

そのときはまだ筋トレの成果だとは思っていませんでしたし、こんなスピードはフルマラソンでは役に立たないと思っていました。ところが、ワークマンの980円シューズを履いてスタートラインに立った国宝松江城マラソンで、スタート直後に「これはサブ3.5いける」と確信。

その後、ワークマンのシューズ記事が大ブレイクしたわけですが、それが可能となったのも筋トレの成果が出たからだと私は考えました。筋力がないと100のスピードを出すのに100の出力が必要になりますが、筋力が高ければ80や90の出力で同じスピードを出せるようになります。

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もしくは1歩で進める距離が伸びるので、ストライドが伸びて着地回数が減ります。それだけ足の消耗を防ぐことができるので、スピードを維持しやすくなるというわけです。マラソンのタイムで女子よりも男子のほうが速くなりやすいのも、筋力に差があるから。

歳を重ねるとスピードが落ちるのも、筋力は年齢とともに低下する傾向にあるから。マラソンにおける物理現象の多くが筋力によって説明できます。なおかつ体重が増えてタイムが落ちるのだって、F=maという高校で習う計算式で説明できます。

筋力が落ちるとマラソンのタイムが遅くなる。それは「食べ過ぎたら太る」と同じくらい当たり前のことなのです。でもなぜか、マラソンの世界では「筋トレをしよう」という考え方が定着しません。タイムが落ちたらフォームをいじって何とかしようとする。

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でも筋力アップもしくは体重ダウンが最も効果的にタイムを縮める方法になります。ここを改善せずに小細工をしたところで、多少の時間稼ぎになるだけ。本質のところでは筋力を上げて、体重を落とすという考え方が少なくとも40代以降は必要になってきます。

トップアスリートが「筋トレは必要ない」と言うこともあるので、それを信じている人もいるようですが、彼らは20〜30歳代で走っていれば筋力が上がる人たちです。彼らは100mを18秒のスピードで走るわけですから、その衝撃だけでも筋肉に十分に負荷をかけられます。

狙ったタイムを出したいなら筋トレすればいい。もちろん、きちんと走りに影響するトレーニング内容でないと意味がありませんが、何だったら週2回、縄跳びの片足跳びを左右500回ずつやっておく程度でもいいんです。スピードが落ちてきていると感じているなら、騙されたと思ってやってみてください。

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