
UA ベロシティエリート 2を履いて走ってきました。部屋の清掃後に出発したので宿直室を出たのが12時すぎということもあり、10kmもいかないうちに空腹感(朝食が6時)に襲われ、小室山の下でランチをしたので分割ですが約21km。
それなりに走り込んでいたし、休息もできていたからもっと走れるかと思ったのですが、伊豆高原はとにかくアップダウンが激しいのもあって、キロ5を切れない区間もチラホラ。ただそこは想定内なのであまり気にしていません。
それよりも気になったのは、ランチ直後に完全に足が固まってしまったこと。アップダウンがあったとはいえ、小室山の山頂まで走ったとはいえ疲れすぎです。ただ、UA ベロシティエリート 2を履いてまともに走るのが初めてだったので、ある程度は仕方ないかなと。
普段の練習シューズでは使わないような筋肉を使っており、鍛えていないところに負荷がかかっているので10km程度でもきつく感じるわけです。そういえばこれまでのレースも、あまり長い距離を走らずにいきなりレースで履くみたいなことをしたら、もれなく後半に失速。
よく厚底シューズは練習で履くと、細かい筋肉が落ちてしまうなんて話を聞きます。そのために普段は薄底がいいなんて話が厚底シューズの黎明期にはありましたが、よくよく考えてみるとそれっておかしなことなんですよね。
厚底シューズで使わなくなった筋肉を鍛える必要が本当にあるのか。それもわざわざ薄底シューズを履くというのは正しいことを言っているようで、実は無駄なことをしているのではないかと思いはじめました。落ちた筋肉は必要のない筋肉なら、それは潔く削ぎ落とすべきです。
ただ、学生のようにトラックレースがある場合には、トラックレース用に薄底シューズで使う筋肉を鍛えておかなくてはいけないというのはわかります。でも、それが生理学的に正しいことなのかどうかは疑問があります。
普段からレースで履くシューズで走ったほうがいい。理想をいえばそんな気がします。ただ現実的にはレースシューズは耐久性が低いので、同じような筋肉の使い方になるシューズをジョグ用として選ぶことになります。
実際に最近のトレンドはポイント練習もジョグも厚底になっています。アディダスのランナーならアディゼロ アディオス プロ3をレースシューズにして、ポイント練習はこのシューズで走り、ジョグではボストンを履くわけです。
ただし、フィジカルトレーニングだけはベアフット系のシューズがおすすめです。厚底シューズは走っていないと安定しませんので、その場でスクワットをするといった用途には適していません。ちなみに昨日はUA ベロシティエリート 2を履いて思いっきり右足首を捻ってしまいました。
さいわい、私は足首を捻挫しない特殊スキルを持っているのでケガをしませんでしたが、きっと他の人なら愛媛マラソンを諦めるような捻り方でした。スピードはそこまで乗っていなかったからバランスを崩したのでしょうが、厚底シューズにはこの問題があります。
いずれにしてもこのタイミングでUA ベロシティエリート 2を履いておいてよかったかなと。鍛えられていない部分がはっきりとしたので、筋トレするときもその部分を重点的にやっていこうと思います。苦手なメニューが必要なことが発覚して、ちょっと凹んでます。