紙一重の勝負になったときにメンタルが結果に影響するという教訓

  • 2024.02.05
  • (更新日:2024.02.04)
  • RUNNING
紙一重の勝負になったときにメンタルが結果に影響するという教訓

サッカーのアジアカップ日本代表戦が行われ、まさかのベスト8での敗退となりました。圧倒的な優勝候補だったにも関わらず、その片鱗を見せることなく大会から姿を消したのは残念ですが、少なくとも準々決勝の試合を観ていると負けるべくして負けたのだなと。

私は関係者でも何でもないので、実際に何が起きたのかはわかりません。ただ、伊東選手のトラブルが選手のメンタルに影響を与えたのは明らかで、日の丸を背負ったはずのイレブンには魂が入っておらず、いくら才能があっても気持ちが入らないとどうにもならないのだということを学びました。

伊東選手がチームから離脱したのは、日本サッカー協会がスポンサーに配慮したのはほぼ間違いなく(もしくはスポンサーに求められた)、選手にしてみれば「日本サッカー協会が守ってくれなかった」という感情になったのかもしれません。

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20代なんて血気盛んで、自分の考えだけが正しいみたいなところがあるものです。スポンサーへの配慮というのは頭でわかっていても、自分がもし同じ立場になったときに守ってもらえないことが示されたわけで、そうなると日の丸を背負う理由がわからなくなります。

「自分たちは何のために戦っているのか?」給料を払ってくれる所属チームに迷惑をかけても、日本代表という名誉のために戦う。ただ、その名誉が幻想だということに気付かされたわけで、すぐに戦うメンタルを取り戻すのは不可能です。

上司に対する不信感を持ったことのある人ならわかるはずです。日本代表の中でそのような感情が生まれていたとしたら、負けるべくして負けたことになります。だからといって、日本サッカー協会にできることは何もなかったわけですが。

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結局のところスポーツは、お金を出してくれるところがピラミッドの頂点になるわけです。スポンサーがいないと成立しないというところに現代スポーツの歪みがあります。それはサッカーだけでなく、市民マラソンも同じです。

市民マラソンも何らかの不祥事が起きて、スポンサーに「◯◯しないと撤退する」と言われたら、それを飲むしかなくなります。スポンサーも慈善事業をしているわけではないので、当然の要求なのですが、そのパワーバランスはスポーツ業界にとって好ましいことではありません。

ただ、そんなことはずっと以前からわかっていたことで、そしてこんなところで呟いたところで構造が変わることはありません。大事なのはどんな優れた身体能力を持ち、日々のトレーニングを積み重ねているトップアスリートでも簡単なことでメンタルが崩れるということです。

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たとえば市民マラソンにおいて、後半の苦しくなったときに耐えられるかどうかはメンタルが影響します。会社や日常生活で悪いことが連続して起こっており、心が安定していないと、苦しくなったときに足が止まってしまいます。

メンタルという言い方はあまり科学的ではないですね。正確には自律神経のバランスが崩れるかどうか。自律神経が安定していないと、ちょっとしたことで諦めてしまいます。反対に自律神経が安定していれば、多少の苦しさは気持ちで乗り切れてしまいます。

それがいいとか悪いとかいう話ではなく、それが人間というもの。そしてマラソン大会が近づいたときに、自律神経を安定させられるかどうかで結果が変わってくることを自覚することが大事です。私も愛媛マラソンまであと1週間。ここから走力は上がらないので、心の安定を意識して過ごすとしましょう。

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