横浜マラソンでは裸足で走ることは「ご遠慮ください」というが…

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横浜マラソンは裸足で走ることを遠慮してほしいそうだ。Goo辞書によると「遠慮する」は1.人に対して、言葉や行動を慎み控えること 2.辞退すること とある。まぁ要するに裸足で走るなということだ。なぜ禁止事項ではなく遠慮することなのかはまったくわからない。

最近、いろんな大会で履物に関する規制がある。愛媛マラソンは下駄が禁止で草履で走った人が草履もダメだと言われたとか。おそらくこれからさらに多くの規制が入ってくるのだろう。そこに何の意味があるかはわからないが、シューズメーカーの圧力でなければ、おそらく深い理由があるのだろう。

そういうルールを設ける分には勝手にやればいいと思う。でも、今回の横浜マラソンに関しては事前にそういう告知もなく、送られてくた案内に記載されていただけだ。わたしは普段、案内なんてほとんど目を通さないが、ランニング仲間が教えてくれたから気づけたようなものだが、聞いてなければスタートラインに立てなかったことになる。

いやそもそも裸足で走れるのが前提なのがおかしいんじゃないかと思う人もいるかもしれないが、逆だ。日本陸連の陸上競技ルールブックにはこうある「競技者は、裸足でも、また片足あるいは両足に靴を履いて競技 をしてもよい」裸足で走ることは公式のルールブックにより許可されているのだ。正確にはシューズを履くことを許可している。

ルールを変更することも時には必要だろう。それもかまわない。でも、それに対するフォローはすべきだろう。少なくとも今回のような場合は、ある一定の範囲で返金も必要じゃないだろうか。裸足で走れないことを理由に辞退する場合、法的に考えても契約時に明示していない項目の追加だからこちらは解約できる権利もあるはずだ。

いや、別に解約したいとかお金を戻してほしいと言いたい訳じゃない。そういう姿勢を見せてくれなければ、「横浜マラソンは勝手にルールを変更するから信用出来ない」、「もうエントリーしない」というランナーが出てくることをイメージ出来ないのだろうか。それは横浜マラソンに限ったことではない。「信用」を甘く考えすぎている。

とはいえ、このブログで愚痴っていても仕方がないので横浜マラソン実行委員会事務局にメールは出してみた。裸足で走れなくなった経緯を公表してほしいと。正直、それだけで済む話なのだ。理由があれば裸足ランナーだって渋々かも知れないが受け入れるだろう。そういうものを伝えもせずに一方的に「遠慮してほしい」なんておかしいだろう。

ただ、回答によってはわたしは横浜マラソン出場そのものを遠慮しようかと考えている。そして今後一切横浜マラソンと関わりもしない。わたしは信用出来ない人や組織とは一切関わりたくない。もちろん、横浜マラソンを信用できるかどうかはこれから判断することになるのだが。

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • 他のランナーが落とした金属等で足を負傷したらどうします?
    救護スタッフ、ボランティア色々な人に迷惑を掛けるんですよ?

    中東に行くのを止められた人が渡航の自由云々を語るのと同レベルの愚行ですよ
    靴を履いていれば防げる大怪我をしたら、自分だけで責任をって完結できないでしょう?
    最終的には人に迷惑を掛けるんです

  • 匿名さん、こんにちは。

    書き込みありがとうございます。

    投稿を読んでもらえればわかると思いますが、わたしは裸足で走れないことについて書いているわけじゃないですよ。
    裸足禁止のマラソン大会で裸足で走らせろというつもりもありません。
    私が問うているのは、ルールを後から変えたのにその理由の説明もないの?と言うことです。
    無料で走らせてもらっているならともかく割と高額なお金を払っているわけですからいきなり説明もなく「禁止ね」っていうのはしっくりこないと思いませんか?

    でも匿名さんが言いたいのもそういうことじゃないんですよね。
    マラソン大会から裸足ランナーが消えて欲しいんですよね。
    理由はわかりませんが、それだけ大変な思いをされたのでしょう。

    ただ、わたしはわたしで裸足に対して想いを持って走っています。
    だから、裸足が禁止されていない大会では裸足で走ることも続けていきます。
    もちろん匿名さんのように裸足で走る人のことを嫌がっている人もいることは忘れないようにします。

    ひとつだけ、靴を履いていれば防げる大怪我もあれば、靴を履いていないからこそ防げる大怪我もあるんですよ。匿名さんからすれば詭弁でしかないと思いますが。

  • 私はふんどしで走っています。大会にも出場します。社会のルールやローカルルールを守ってさえいれば、「思想・信条・表現の自由」は憲法で保障されていますし、個人の権利を脅かしてはいけないことも法律等で定めがあります。自分の行動に責任がとれるのであれば、何をしても自由です。
    はだしで走ることは、私はすばらしいことだと思います。大切なのは人の「心の姿勢」だと思います。はだして走ることの意義を見出されたのでしょう。
    中には「怪我をしたらどうするんだ」「何かあったときの責任はとれるのか」「迷惑だ」などと言ってくる人がいるでしょう。しかし、動機が正しければ天が味方をしてくれますので、安心していいと思います。誰にも迷惑をかけずに生きていける人がいたら、お目にかかりたいです。誰もが、お互いに迷惑をかけ合いながら、自分の自由を行使して生きていると思います。だからこそ、お互い助け合うことも大切で、そこでバランスを取っているのだと思います。
    ルールが変わるのにあらかじめ告知されなかったのだとすれば、それは主催者側の配慮の欠如ですね。守りたくても守れなくなってしまいますからね。私だったら、納得のいく回答がなければ今後、出場しないでしょう。
    私はいつも「ふんどし一丁」で走っているので、常に、「誰もお前のケツなんか見たくないんだよ」「ランパンくらい穿けよ」と言われる可能性があります。その場合、私は「不快な思いをさせてごめんなさい」と謝ります。人の感じ方、捉え方はさまざまですし、自由です。なので私も、その人に「私もあなたのランパンなんか見たくないので、ふんどしで走ってくれませんか」と言うでしょう。人の価値観や考え方、哲学、美意識・・・・すべて自由です。お互いを尊重し、お互いが楽しく生きていけることを考えればよいよいな気がします。
    はだしラン、頑張ってください。

  • ふんどしランナーさん、こんにちは。

    これまたすごいランナーが現れましたね(笑)
    裸足で走っていると多くの人に注目されます。きっとふんどしでも、いやふんどしのほうが注目されますよね。多くの場合は声援で後押ししてくれて、逆に声にはしなくても「あれはどうやろう?」と思う人もいるんだと思います。
    残念なことにその全員にいい顔は出来ないんですよね。自分がやりぬくと決めた信念があり、それぞれがそれぞれの信念を尊重できる。今回の匿名さんの投稿のように、ときにはその信念がぶつかり合うときもあうかもしれません。でも、やっぱり自分の正しさを通したいなら、相手の正しさも通していかなきゃいけませんね。

    ランニングはもっと自由でいい。わたしもそう思います。
    そして、自分がやっていることをすべての人が理解してくれるわけでもないこともわたしたちは頭に入れておかなきゃいけませんね。
    そういうときわたしも素直に「ごめんなさい」を言えるようなランナーを目指します。

    どこかの大会でふんどしと裸足のコラボレーション出来る日を楽しみにしています!

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