マラソン初心者はランニング競技をたくさん見たほうがいい

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ラン仲間に勧めてもらった「敗北のない競技 [ 土井雪広 ]」を読んでから、ランニング競技の見方が自分の中で変わっているのを感じています。

以前であればハセツネ30Kの失格について、正義感を振りかざして「あれはよくない」なんて言っていましたが、最近は違反も含めて競技全体の面白さだと感じるようになっています。

決して違反を推奨しているわけじゃないですよ。違反のないクリーンなレースが一番ですが、人間がすることなので「ちょっとでも得したい」「ズルでしてでも勝ちたい」心理は働きます。

そういう人間臭いところも含めて競技を観ることができると、レース結果以外の面白さを感じることができます。悪がいるから正義のヒーローがいるように、ズルいことをする人がいるから真っ向から向かう人が光輝く。

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今回のハセツネ30Kで起きたことを、小説にすると面白いものができそうな気がします。ノンフィクションにしてもフィクションにしても確実に面白い。問題はわたしにそれを書く力があるかどうかということ。

最近は取材ということで、走らないマラソン大会を見に行くことが増えました。マラソン大会に限らずランニング競技を見ていると、様々な気付きがあります。

トップランナーの走りは、マラソン初心者にとっても参考になることがいくつもあります。ランニングフォームや目線の向き、接地方法。他のランナーをそのまま真似るのは無理がありますが、「なぜそうなるのか?」と考えるきっかけになります。

こういうランニング競技をマラソン初心者はたくさん見たほうがいいのになと感じています。

マラソン初心者はマラソン大会の雰囲気を全身で味わうこともプラスの効果があります。マラソン大会の出場経験が少ないと、マラソン大会の会場の雰囲気に飲まれてしまって、普段の自分を発揮できなくなります。

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マラソン大会の会場の雰囲気に慣れておけば、マラソン大会で舞い上がってしまうこともなくなります。

そして何よりも、レース終盤の気合と根性だけで走っている人たちの姿は胸を打つものがあります。わたしは自分が走って泣いたことはありませんが、他の人のゴール、特に制限時間ギリギリのランナーを観ていると泣きそうになります。

まさか「感動をありがとう」なんてこと言いませんが、気合と根性だけでゴールに向かっているランナーを見ると、自分も人の心を動かせるような走りをしようという思いは強くなります。

わたしはマラソン大会で写真撮影もしますが、ブログ掲載のことも考えて、顔が映らないように背中からの写真をよく撮ります。この背中からの写真はゴール前が最も美しい写真に仕上がります。

どんな大会でも、どんなタイムの人でもゴールの瞬間は特別に輝くのです。

マラソン初心者にこのゴール前での背中をしっかり焼き付けてほしい。きっと自分が走るときの勇気になるはずだから。自分も同じ背中でゴールできるように踏ん張れるはずだから。

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ランニング競技をマラソン初心者が見ることで技術的にも学べることは多いし、精神的にも感じることがたくさんあります。

ランニング競技の観戦を始めたばかりのわたしが言うのもなんですが、ランニング競技は本当に観てて面白い。来月開催される「セイコーゴールデングランプリ陸上」も観戦に行こうかなと考え中です。

さて来週はどの大会を観に行こうかな。

うちに観に来てよ!という大会があればぜひ紹介してください。貧乏ライターなので関東圏からは抜けられませんが・・・

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