万里の長城マラソンを終えて、参加者同士がSNSなどで繋がっていくのを見ると心から嬉しくなります。
わたし自身も万里の長城マラソンでは様々な出会いがありました。いまはペアになることの多いプロレスラーでクレイジーランナーの三州ツバ吉さんと深く繋がったのも万里の長城マラソンでした。
日本事務局を一緒に運営しているHIROTOも初めましては飯能ベアフットマラソンでしたが、つながりが広がったのは万里の長城マラソンです。
他にもアメリカから夫婦で東西対抗東海道53次ウルトラマラソンに参加してくれたKiyokoも、万里の長城マラソンで出会いました。
他にもたくさんのラン仲間に万里の長城マラソンで出会い、そしてつながっています。
いまでは大きなマラソン大会に行けば、いつも誰かに出会うことができるぐらいのコミュニティになっています。
そういう経験を他の人にもしてもらいたい。
だから、万里の長城で参加者同士が会話をしながら走っている姿を見るのが楽しみですし、走り終えたランナーが他の日本人ランナーに声援を送る姿を見ると単純に嬉しくなります。
マラソンは個人競技です。わたしは走り始めたころ「声援が力になる」なんてキレイ事だと思っていました。
でも今ならはっきりと言えます。「マラソンを1人で走り切ることほど難しいことはない」と。
わたしが24時間マラソンを裸足で走りきれるのも、声援を送ってくれる人たちがいるからです。決して1人ではないから走り続けることが出来ます。
SNSを通じて他のランナーが練習しているのを目にするだけで、「自分も頑張らなきゃ」と思えますし、レースでいい成績を出すのをみると、嬉しさと悔しさが同時に湧いてきて、また走るためのモチベーションになります。
そしてそんなランナー仲間を広げていくきっかけになったのが万里の長城マラソンです。
マラソンにそんなものを求めていない人もいるのは知っています。少なくとも10年前のわたしは「マラソンとは孤独なもの」だと思っていましたから。
でもその当時よりも、ラン仲間が出来てからのほうが記録面でも確実に結果が出ています。
そして何よりも走ることが楽しくなっています。
ストイックに自分を追い込むこともマラソンの楽しさのひとつですし、勝負へのこだわりもマラソンの楽しさです。その形はそれぞれ違っていい。
でもそれぞれが違う道を走りながら、あるとき万里の長城マラソンという同じ道を走り、そしてお互いをリスペクトし、お互いを刺激し合える。
想像を絶するつらさがそこにはあるのに、必ず戻ってきてくれる人たちがいます。
ただ世界遺産を走るだけではない何かが万里の長城マラソンにはあります。それをもっとわかりやすい形で示すのがわたしの役割のひとつ。
来年に向けていまが一番気持ちが昂ぶっているとき。このタイミングを逃さずに企画検討をすすめていきます。
来年の万里の長城マラソンは今年よりもさらに「繋がり」を意識したものにしてみせます。
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