台湾に行ってきます【台湾や中国について学ぶためのリスタート】

このブログがアップされている頃には、私は空の上にいるはずです。昨日の夕方にPCR検査を受けて陰性だったので、台湾に向えることになりました。早いところ帰国にPCR検査が必要な状況を何とかしてもらいたいところです。まあ、こんなところに書いたところで何も変わらないのですが。

正直なところ、陽性になるか陰性になるかなんてギャンブルみたいな話で、もちろん何らかの症状があれば陽性の可能性は高いのでしょうが、無症状の陽性もあるわけで、結果が出るまでは気持ちが落ち着きません。検査結果が出たときのホッとした感覚はいつぶりでしょう。

そういえば、最近ずっとギャンブルっぽい挑戦をしておらず、負けたら失うという感覚を忘れていました。まぁ会社を辞めたのが最大のギャンブルでしたが、負けたら失うという感覚はなく。あの時は、負けたら就職すればいいだけでしたからね。もちろん、そんな未来は考えもしませんでしたが。

海外旅行に行くのがこんなにハードルが高くなるとは思いませんでしたが、よく考えてみたら私が生まれた頃には台湾に行くことそのものが難しかったわけで。台湾に行くにあたって「街道をゆく」の台湾編を読み始めました。やはり良書ですねこれは。帰国までに読み終えれない気がしますが。

蒋介石さんが亡くなったのは、私が生まれた1975年のこと。その頃の台湾は戒厳令の真っ只中。ということは、台湾の同年代の人たちは閉鎖されていた時代を生きていたわけで、歳上の人たちは蒋介石さんの姿を見たことがあるということ。私にとって蒋介石さんは過去の人だったのが、急に近い時代の人になりました。

まだまだ台湾について知らないことが多く、自分の不勉強さを痛感します。もっとも日本のこともきちんとわかっていないわけで、明治から大正、昭和の流れの中で何が起きたのか、そろそろ真面目に勉強しなくてはと感じていますが、相変わらず手を付ける余裕もなく。

1度にすべてを学ぶことはできませんので、何度も訪れながら、その度に少しずつ理解していけばいいのかもしれません。人生が終わるくらいに、自分の中で色々なことが繋がって、なるほどなと思いながら終われたら。なので、無知であることに対する焦りはありません。

ただ、歴史を把握していないと、知ったかぶりによって、台湾の友人に不快な思いをさせてしまうことも考えられます。それだけは避けたいので、少なくとも基本的な流れくらいは把握しておかなくてはいけません。知らなかったでは済まされない歴史がありますから。

それは台湾だけでなく中国もそうですし、韓国も含めてアジア全体に対して、日本がどう関わってきたのかを学ぶ必要があります。少なくとも訪れる国に対しては。20代ならまだ無知でも許されたかもしれませんが、40代でそれは通じません。最低限の知識、教養として学んでおくべきところです。

もちろん、他の人にそれを求めるつもりはありません。もっと軽い気持ちで台湾に行って、美味しいものを食べて、楽しく過ごしてくれればいいんです。その先に踏み込むかどうかはその人次第。そういう人のためにといえほどの大義はありませんが、学ぶだけでなく私なりに何かを残せたらなとは思います。

それが書籍になるのか、それともWeb上に残る何かになるのかはわかりません。ブログなどは私がいなくなって、サーバー代やドメイン代を払われなくなったら消えてしまうので、何か新しいものを考えなくてはいけない気がしますが、今のところ何も思いつかず。

いずれにしても、まだそれを残せる段階にないので、ここからたくさんの経験を積んで行きたいところ。今回の台湾訪問はきっとそのステップとして大きな一歩になるはずです。全力で日本をアピールして、新しい出会いが生まれることを期待しています。

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