昨日のブログでは中国の隔離義務撤廃について書きましたが、私の考えとしては入国に48時間以内のPCR検査がいるなら少なくとも日本人が行くことはないだろうというもの。万里の長城マラソンの募集をしても、まず誰もエントリーしません。
出発前に陽性になって中国に行けなくても、参加費を返すことはできませんし、エントリーした人は航空券も宿泊費も無駄になります。では、私が北京に行くのはもっと先かというと、意外とすぐにやってくるのではないかと考えています。
もしかしたら48時間以内のPCR検査が、早い段階で必要なくなるんじゃないかと考えています。そうなったら日本も門戸を開く必要が出てきて、ワクチン接種もしくは陰性証明が必要なくなるんじゃないかなと。まずは春節のタイミングの可能性が高く、次は5類から2類に変更されそうな4月くらいでしょうか。
その話は想像でしかないので、これ以上語らないようにはしますが、このような予想をしていると中国との交流を喜んでいない人のように思えるので旗色をはっきりとさせておきます。私は日中や日台の交流が進むことを期待しています。
ただそれと国の方針はまた別問題であり、万里の長城マラソンの日本事務局として冷静に判断する必要があるというだけ。本心ではすぐにでも北京を歩きたいんです。ただ、北京に行くのと台湾に行くのとでは、その重みがまったく違います。
台湾は衛生管理がしっかりとしていますが、北京はそこまでではありません。最近の北京の街は日本よりも発展していますが、衛生に関する危機感といいうか意識はまだまだ低く、安全性を考えると台湾のときと同じように気軽にというわけにもいきません。
中国が好きな私でさえ躊躇するわけですから、一般の人はネットニュースで騒がれている新型コロナウイルスの変異種や、未知の流行病に右往左往している人は、間違いなく足が遠のきます。会社員だと部下の中国旅行を認めない上司もいるかと思います。
実際に門戸が開いたところで、中国に行きたい人の数は圧倒的に少ないわけです。やはり中国に悪いイメージを持っている人が多いことが影響しています。中国が好きでも、それを声を大にして言っていると変なやつだと思われてしまいますし。
でも、いましか見れない中国の姿もあります。リアルタイムで何が起きているのか、このタイミングでしか見れません。ただ、台湾に行くよりもリスクが高く、ちょっと気軽に行けるような状況でもありません。
こういうとき、友人がいるかどうかの違いは大きいですね。中国にも友人はいますが、台湾の友だちほどの交流がありません。これはSNSで中国の友だちにつながりにくいことが最大の理由ですが、中国にFacebookもTwitterもないのが痛い。
WeChatを使えばいいのですが、手持ちのSNSだけで手がいっぱいなのに、とても中国向けの情報発信まで手が回らず。でも、こういうときに日本のスポットを紹介し続ければ、人気のSNSになるのかもしれません。2023年は少しがんばってみようかななんて思ったり。
いずれにしても、特別な検査なく往来できるようになったら、1泊2日でもいいので北京に行ってきます。ただ散歩するだけで終わりますが、北京の空気を吸えれば満足です。そういう意味ではヨーロッパへのトランジットでもいいのですが。