愛媛・松山と聞いてほとんどの人が思い浮かべるのが道後温泉。そしれ次が続かないというぐらい一般的に何もないイメージが松山周辺だが、地元の人はいろいろと知っている。都会人に教えたくないいい場所を。
今回行ってきたのは石鎚山のふもとにある面河渓だ。行ってみたというか母に連れて行ってもらっただけなんだが小さいことは気にするな。実家は松山だが地元ではないので松山はそれこそ道後温泉しかわからない。
ちょうど紅葉がきれいな季節なので、いい写真が撮れるかなと期待してのドライブとなった。
松山市街地から来るまで2時間ぐらいだろうか。松山市から見て石鎚山の裏側のほうに向かうので久万高原へと上がらなくてはいけない。久万高原には四国八十八箇所の大寶寺と岩屋寺、44番目と45番目のお寺がある。
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岩屋寺だけでも十分な観光スポットなのだがここは華麗にスルーしていく。周りの道はお遍路さんが多いので運転は気をつけてほしいともとおへんらー(そんな言葉はない)のわたしからもお願いしておこう。
さて面河渓だが、この時期は週末にもなると観光客が押し寄せるので渋滞するのだが、平日だとそこまででもない。というかほとんど観光客がいない。車なんて駐車場に停め放題だ。石鎚山に登る人たちも駐車している。
まず先に言っておくが圧倒的な紅葉というものはない。圧倒的なのは川を流れる水の透明度だ。そこに秋の枯れ葉がいいアクセントになっていて、素晴らしい景色がそこにある。
面河渓の綺麗さだけなら春の新緑の季節がいいかもしれないし、川遊びをするなら飛び込みたくなる夏のほうが楽しいだろう。それでも秋には秋の風情というものがある。四季を通じて楽しめるのが面河渓だ。
面河渓からは石鎚山まで歩くことができる。歩くことができるということは走ることもできる。どこかのタイミングで登りに来ることにしよう。瀬戸内海側からはすでにお遍路のときに登っているがそちらも今度はランナーとして登ってみたい。
入り口から1キロ強の遊歩道があり様々な角度から渓谷の景色を楽しむことができるのもこの渓谷の魅力だろう。当然登りと下りで見える景色も変わってくる。
写真を見てもらってわかるように面河渓の石は白い。白い石に緑色の川の水はここにしかない景色だ。
観光客がほとんどいないので、ほぼ貸切状態で景色を独り占めできてしまう。都市に近い観光地ではこうはいかない。平日であっても全国各地から観光客が押し寄せてくる。箱根も高尾山も独り占めできる空間はほとんどない。
この面河渓には松山市街地からバスを乗り継いで来ることもできるので、松山に遊びに来たときにはぜひ訪れてほしい場所のひとつだ。山が好きならそのまま石鎚山に登るのも面白いだろう。
愛媛の魅力は道後温泉だけじゃない。面河渓以外にもたくさんの自然がそこにはあることを頭に入れておくと愛媛をもっと楽しめることだろう。
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