
「3歩進んで2歩さがる」ならいいのですが、「2歩進んで10歩下がる」くらいの気分です。昨日はエスコンフィールドHOKKAIDOで「F VILLAGE STARTING LIVE!」が開催されましたが、おそらく2万人から3万人の入場者数がありレジがまたしても崩壊。
ドリンク専用レジを導入して喜んでもらえたのに、また同じことを繰り返すという。確かにお客さんの数は増えたのですが、これまでやってきたことを積み重ねて、注意点をきちんと守れば崩壊することはなかったのですが、統率が取れておらず。
私が陣頭指揮を取ればいいのかもしれませんが、職場には指揮命令系統というものがあり、それを越えての命令は現場に混乱を招きます。なので、できるだけ手も口も出さないようにしていたのですが、それが原因といえばそれが原因。
お客さんを優先するのであれば、越権行為であってもても口も出して、崩壊しないようにするべきでした。でも、やっぱりいずれいなくなる立場としては、自分がいなくても成立するようにしなくてはいけません。いつまでも補助輪はつけて走るわけにはいかないので。
とはいえ、結局見てられなくなってレジスタッフの配置換えを行い、ドリンク作りのサポートをすることに。そうでもしないと回らないくらいレジ前が混乱していたので。腹を括れなかったところが自分の甘いところです。
来月の8日9日には私は伊豆高原の宿での宿直と郵便物を受け取るために、1度神奈川に戻るのですが、そのときには店舗に残った人で運営をしていかなくてはいけません。今のままではまず間違いなくトラブルが起きてしまい、宿の仕事中に電話がかかってきます。
全部自分でできたらこんなことにならないのにと歯がゆい思いをしつつも、自分がいなくても上手く回るようにするのが私の仕事であり、なかなか難しいものがあります。私にできることだから、他の人でもできそうなものなのですが現実はそうではないようで。
それに加えて、私がやらなくてはいけない仕事もたくさんあります。GWまでに軌道に乗るようにと考えていましたが、もしかしたら夏までかかるかもしれません。掃除の大切さを理解してもらうのだってまだまだ時間がかかりそうです。
自分に指揮命令権がない状態で、お店を理想の形に持っていくのは、これほど大変だとは思いませんでした。どうしても伝言ゲームになってしまいますし、伝言を伝える人のところで絶対に情報がねじまがってしまいますし。
終わりのないモグラ叩き。それが今の銀座三州屋エスコンフィールドHOKKAIDO店の状況。まだ社員の中には目標額を達成したとかそんな次元で一喜一憂している人もいますが、もうそんなフェーズはとっくに過ぎていて、今はサービスのクオリティを上げなくてはいけない状況です。
ただ、一喜一憂している人に「そんなことしている場合?」と水を差したところで、「お前は何を言っているのか」と思われるだけなんですよね。同じレベルで危機感を共有していないと話が通じない。でも、それができる人が限られていて、共有できる人は四六時中忙しくしているわけです。
こういうのがあるから組織で働くのが苦手なんですが、乗ってしまった舟なので仕方ありません。座礁するのは避けられないとしても、せめて沈没するのを先送りできるように手を打つとしましょう(沈むことが前提なのが悔しいのですが)。