休まなくてはいけない生活よりも休まなくてもいい生活がいい

GWに入って伊豆高原の国道は大渋滞しており、裏道も車が多くてランニングするのも大変です。せっかくの大型連休ですから、多少は不便な思いをしてでも非日常を味わいたいのか、それとも渋滞そのものも非日常として楽しんでいるのか。

個人的には渋滞はそれほど嫌いじゃないタイプ。もちろん1人で渋滞にハマると流石に退屈さをまぎらわすのが大変なんですが、誰かと一緒なら会話を楽しむ時間が増えるわけで、大勢で渋滞にハマってもそれほど苦ではありませんでした。

過去形なのはフリーランスになってから、ずっと大型連休にどこかへ遊びに行くなんてことをほとんどしていないから。「人が休んでいる間に働く」これがフリーランスの基本であり、そもそも起きている時間はすべて仕事みたいなものです。

別に仕事人間というわけではありませんし、遊びの誘いや飲み会の誘いには積極的に応じていますが、自分1人で遊びに行くということは基本的にはしません。あえていうなら、年1回の旅ランや24時間裸足マラソンが遊びのようなものですが。

私は仕事とそうでないことの線引きをしないタイプで、会社員時代も若手の頃は四六時中ずっと図面のことを考えていました。寝ているときにアイデアが浮かぶこともあるほどで、ただそれを苦痛に感じたことはありません。睡眠時間が足りないときは調子が狂うので困りますが。

だから、いま休みのある生活、連休のある生活に戻っても耐えられない気がします。私が会社員に戻るときには、副業OKであることが条件になります。そうでないなら、今のように人の手伝いをしつつ、アルバイトでもしながら情報発信をしていくことになります。

そんなに働いて何になりたいのか。別に目指すところがあるわけではありません。むしろ、働き続けられる環境こそが私が目指すところ。するべきことがずっとあるなんて、素敵じゃないですか。退屈さに溺れるよりもよっぽど魅力的な生き方です。

でも、多くの人は休みのない日々よりも、連休のある暮らしを選びます。休みがないとやってられない環境で働いているのでしょう。フリーランスと会社員では仕事に対するモチベーションもストレスもまったく違いますから。

連休のある働き方というのは、休まないと続けられない働き方でもあります。もっとも誰もが働くことよりも優先度が高いことがあって、それを実現するために働いているわけですから、休みがない生活は本末転倒ということになります。

ただ、どこまでも続く渋滞を見ていると、もっと上手い休み方はないのだろうかとも思います。みんなで一斉に休むのは非効率ですし、交通機関も宿泊施設も、レジャースポットもキャパオーバーを起こしています。飲食店もそうですね。

それぞれがもっと自由に休めるようになったらいいのにと、フリーランスになって思うわけです。もっともそうなると仕事の効率が落ちてしまうので、現実的ではないのかもしれませんが。いずれにしても、大型連休というのは過去の遺産のようなもので、そろそろ制度そのものを変えたほうがいい気がします。

もっとも自分には関係ないし、どちらかといえばそれを受け入れる側の仕事に携わっているので、稼ぎを考えると大型連休があったほうがいいのでしょうけどね。でも、稼ぐよりも大事なことがあるわけですよ。少なくとも私にとっては。

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