いつまでも今と同じように働けるわけではない【潮時は必ずやってくる】

伊豆高原のお気に入りのレストランに13時過ぎに行ったら閉店と言われて、お客さんが少なくて早めに切り上げたのかなと思って、翌日は少し早めの12時45分くらいに行ったら「簡単なものなら」と言われて気付きました。

料理担当のおじさんが、それほど長い時間働けないということを。ずっと料理し続ける体力とか気力とかがなくなっていて、無理ないところで切り上げている。もう稼ぐ必要もないのかもしれません。GWの稼ぎどきに早めに切り上げていることを考えると。

そういう働き方ができるといいなと思いつつ、それが自分のやりたいことが別にあって、それを優先するというのではなく、体力の限界となるとやっぱり寂しいものなのかなと。鶴巻温泉の居酒屋の店主も「もう速く走れなくなった」と嘆いていました。

寂しいことですが、人間はどこかで必ず衰えてしまいます。私だってかつてのようには走れなくなっていますし、物忘れも年々ひどくなっていきます。いずれ終りが来るんだろうなということは、ここ数年強く意識するようになっています。

50代まではそれをごまかしながらも走れる気がしますが、60代になって今と同じように走れているとは思えません。仕事も同じで今と同じように働けるわけもなく、どこかで引退するか仕事量を減らすことになるのでしょう。

もっともそれでも60代はずっと働いているような気もしますが。今よりも睡眠時間が長くなるくらいでしょうか。もしくは長く寝れなくなってもっと働いているかもしれませんが、今と同じアウトプットは望めません。

いま1時間で書けている文章は、60代になったら1時間30分とかかかるようになるわけです。そして、休憩もこまめにいれなくてはいけなくなって、どこかで限界を感じるようになる。もっともライターの場合は質が下がらなければ問題ありませんが。

ただ60代になったら、依頼を受けて書くというよりは自分の発信したいことをメインに書きたいですよね。それで飯を食えるかどうかは甚だ疑問ですが。ただあと10年ちょっとで一端の物書きになれている自分もイメージできず。

10年もあれば、別の仕事に就いている可能性だってあります。なんせ、今は一流の料理人の下で働いているのですから、その肩書たるや……きっとどの飲食店でも採用してくれます。そして半日で正体がバレてクビになるのですが。

それは冗談としても、今は飲食店を立ち上げを経験し、そして経営も現場で学んでいるわけです。しかもトップクラスのホテルの料理長をしていた人や、すばらしい経歴を持つ調理師の方から教わっているので、大学の学費以上の価値があります(大学の学費は0円でしたが)。

ライターとしての潮時もランナーとしての潮時も必ずやってきます。あと20年以内というのが私の感覚で、早ければ10年、振り回されっぱなしの人生を考えると、5年後にはきっと大きな変革の波がやってきます。そのときに新しい波にきちんと乗れれば潮時も先送りされるはず。

いずれにしても、ずっと働いていたいんですけどね。ただそれと体が動くかどうかは別の話。現状にしがみつかず、年齢に見合った仕事に就くこと。これからの課題のひとつです。もっとも人生でやりたいことなんてほとんどないので、流されるだけですけどね。

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