真面目な顔して働くからGW明けなどの連休後に会社へ行きたくなくなるのさ

Twitterを眺めてたらGW明けの出勤が辛いといった声がいくつかあって、みんな大変なんだなと思ったり。仕事に行きたくないってことは、それくらい嫌なことをしているわけで、私なんかには想像できないくらい、大きなプレッシャーと向き合う仕事をしているのでしょう。

仕事なんかもっと肩の力を抜いて、笑いながらやればいいのになって、会社員時代から思ってました。くだらない冗談とか言いながら、その日にやるべきことを積み重ねる。でも、この国ではそれを不真面目とする人も多く、「真面目に働け」なんて注意する人もいるのでしょう。

真面目に働けばそれでいいみたいな風潮もあって、本来の成果の部分が見落とされていたり。だから残業することが美徳のようになっていたり。本当は、定められた時間の中で、求められる仕事をきちんと終わらせることが高く評価されるべきなのに。

派遣社員で働いている経験がある人なら、時給というのがひとつの評価基準になることを理解しているかと思います。仕事ができる人ほど時給が高くなるわけですが、実はこれって会社側の負担はそれほど増えないようになっていることは、あまり理解されていません。

Aさんの時給は3,000円、Bさんの時給は2,000円だとして、単純に同じ時間で発生する費用はBさんのほうが安いですが、同じ時間でできる仕事量がAさんのほうが1.5倍なら、仕事量に対して払う金額は同じになります。むしろAさんのほうがたくさんの仕事を請けられるので会社の売り上げは上がります。

ところが、多くのケースでAさんの時給が高すぎることが問題になります。そして業績が悪くなったときにBさんを残してAさんを契約終了にするわけです。もちろん現場は反対するのでしょうが、現場をわかっていない経営陣の鶴の一声によって、間違った判断がなされます。

何を言いたいのかというと、ビジネスにおいて正しく評価されるなんてことはほとんどなく、評価はどこかで捻じ曲げられるということ。それなのに評価を気にして、真面目に仕事と向き合う。そんなことをしているから、会社に行くのが嫌になるわけです。

もちろん、それだけが連休明けに仕事に行きたくない理由ではないのでしょうが、そもそも「会社に行きたくない」という感情が湧いてくることが大きな問題。毎日歯を磨くのと同じで、毎日働きに行くのが本来のあるべき姿です。そこに楽しいとか楽しくないとか、そういう考え方が持ち込む必要はありません。

仕事は生きていくために必要(すでに資産がある人を除き)です。睡眠や食事と同じもので、やっていないと不安になるくらいがちょうどです。ただ、そこに感情を入れないこと。好きとか嫌いとか、楽しいとかつらいとか、そういう考え方は一切必要ありません。

与えられた仕事、依頼された仕事を淡々とこなす。「淡々とこなす」はあまりよい表現ではないですね。それだと仏頂面で働いているイメージになりますから。それだとただの流れ作業のようになるので、やはり苦痛になってしまい、休み明けに行きたくなくなります。

ベストは尽くす必要はあります。ただ、眉間に皺を作らなくていいし、冗談を言い合いながら「求められる以上の成果」を出す。仕事なんてそれくらいのことでいいんです。逆に真面目な顔をしていても、成果を出せないなら必要ない人材になるので、ある意味厳しい考え方ですが。

ただ、世の中の大抵の仕事はリラックスしたほうが結果につながります。どうせまともに評価なんてされないのですから、誰かの目を気にするのではなく、自分自身が胸を張れる働き方をしようじゃないですか。会社に行きたくならない働き方を模索しようじゃないですか。

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