北海道での仕事の総括【組織で働くという選択肢が消える】

このブログを書いている時点では、まだ残務が少し残っていますが、もう仕事でエスコンフィールドに行くことはない状態です。あっという間のような、あまりにも長かったような。ほとんど仕事しかしていないので濃度の高い5ヶ月間でした。

立ち上げの手助けと経験を積むことが目的で、すでに売上は目標を下回ることもない状態になっており、私としては前者の役割は果たせたと思っています。後者をどう考えるかですが、経験はかなり積めました。狙っていたものとはまったく違っていましたが。

今なら自分のお店を立ち上げられるんじゃないかという気になっています。もちろん自ら鎖をつけて不自由になるようなことはしませんが、それだけの経験値は得ています。いい出会いがあり、いい学びがあったことがそれに繋がっているので、北海道に来たのは正解でした。

それと同時に、組織で働くことの難しさを痛感した5ヶ月間でした。最もストレスだったのはお願いしたことをしてもらえないこと。そして放置されることが度々起きたことです。社内だけでもお願いしたことが、今でも8つも放置されたままになっています。

それに対して、途中経過を伝えられることもありません。これについては施設側も同じで、お願いしたことに対するフィードバックがまったくありませんでした。これが組織で働くことの難しさですね。それぞれに責任の範囲があって担当外だと打っても響かない。

それらもストレスではありましたが、撤退を決めたのは信頼の問題。細かいことは書きませんが、大事な情報を共有しなかったり、都合が悪いことになると貝になって口をつぐまれたり、その場しのぎの対応をされるなどしたので、こうなると何をしに来たのかわかりません。

ただ、社員だったらそういうものにもある程度は耐える必要があります。私の考え方としては、社員というのは儲けの仕組みに乗っかっているだけなので、多少理不尽なことがあっても法律に違反しているわけでもなければ従うものだと思っています。

少なくとも社員時代はそうやってきましたし、その範囲内で他の社員が働きやすくなったり、クライアントに喜んでもらえるにはどうすればいいかばかり考えていました。それはそれで楽しいものでしたが、やっぱり私は理不尽なことや筋が通らないことを無視できない性格。

そういう意味では、自分の方向性を明確にできた5ヶ月だったかもしれません。どんな理由があっても、私はもう組織の中では働けません。伊豆高原の宿であれば、私よりもキレ者とのワン・オン・ワンなので問題ありませんが、複数人数が絡むと無理です。

そして無理してそういうところで働く必要はありません。47歳にもなって性格が変わることもありませんし、私はこれからも1匹狼で生きて、そして誰も知らないところで消えていく。そういえば会社員になりたての頃、派遣先の上司に「重松は1匹狼だからな」と言われたのを思い出しました。

20代の頃からその片鱗はあったということなのでしょう。この5ヶ月いい経験をしましたが、きっとここでの仕事について明日以降、どこかで語るようなこともなく胸の引き出しの奥深くに封印しようと思っています。なかったことにするわけではなく、次のステップに進むために後ろ髪を引かれるものは邪魔でしかないので。

8月1日からは新しい重松貴志。そうですね、もう1匹狼であることを自覚し、それを意識していくのがいいのかもしれません。孤高を目指すなんて恥ずかしいことは言えませんが、より純度の高い自分を目指そうかとは思います。さて、さっさと残務を終わらせて、残り時間を満喫するとしましょう。

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