朝から晩まで宿の人になってみた【楽しみを見つけながらやっていこう】

一昨日は宿の正社員さんが2名お休みだったので、24時間勤務……ではないですね。前日18時半から24時間勤務してからの朝9時30分までなので39時間勤務。もちろん休憩時間もありますし、平日ということもあって夜間も電話がかかってくることもなく。

宿というのは基本的に24時間体制なんです。友人はこれを2年以上1人でやっていたわけで、しかも立ち上げ当初はトラブル続きだったでしょうから、私の北海道なんて霞むくらい大変な時間を過ごしていたということがわかります。

今回私は業務委託という形で手伝っていますが、その過程で正社員雇用で……という話もあったのですが、正社員だとどう考えても労働基準法なる壁にぶつかるので。業務委託ならいいのかというと、そこはまぁグレーなんですが私が会社を訴えなければ問題は起きません。

当然、自分のことだけを考えれば正社員雇用のほうがお得です。保険料とか年金も半分払ってもらえますし。でもお得に生きることなんてとっくの昔に捨てました。そんなところに私が求めるものはありませんし、自分のことだけを考える生き方なんて何も面白くありませんので。

もっとも、他の人が自分のことだけを考えて生きていても、それを批判しようとは思いません。そのやり方でしか掴めない夢もあるわけですから。私は自分の生き方として「ジブンヲカンジョウニ入レズニ」を心掛けているというか、もう自然とそうなっているので。

長時間労働になっていますが、毎日きちんとやっていれば、その日にすることは限られています。大変なのは掃除と食事を作ることくらい。食事だって1時間に6人くらいなら、そこまで大変ではありません。以前は友人のやり方に合わせようとして大変でしたが、ちょっとずつ自分のスタイルを取り入れだしてから、楽しくなってきました。

そもそも料理を誰かに振る舞うというのは好きなんです。20代の頃か30代の頃には自宅に人を招いて、ずっと料理を作るなんてことをしていました。自分のために作る料理は簡単でいいんですが、誰かのためにひと手間を加えるのはただただ楽しい時間です。

ただ、お客さんが少ないときと多いときで同じクオリティを維持しなきゃいけないのが宿。気合を入れてスペシャルバージョンなんて作って、それがSNSなどに上がると他のお客さんはそれを当てにして来るわけです。それなのに、普通バージョンが出たら評価は下がってしまいます。

とはいえ調理との向き合い方というのは、北海道で有名ホテルの総料理長だった方のそばでよく見ていたので、以前の私とは違います。以前は素人の思考で「こうだったらいいのに」みたいに思っていましたが、今はプロの視点も多少はプラスできているはずです。

要するに楽しんでいるわけです。多少のトラブルも含めて。ちょっと前まで建物内に蜂が入ってきたら、蜂用のスプレーで退治していましたが、いまは蜂が疲れてきたところを虫取り網で捕まえるなんてこともできるようになりました。

ただ、蜂に関しては子どもの頃に刺された記憶があり、その蜂の種類がわからないのでアナフィラキシー症状の不安があるので無理はしませんが。ただ、だいぶ虫たちと仲良くできるようにもなってきました。こういう状況をあと4.5ヶ月続けるわけです。

どうせやるなら楽しくやって、お客さんに喜んでもらいたいところ。ただ、2月に私が去って同じことを他の人ができないのではいけません。だからやり過ぎないように、でも必要以上にセーブしないようにコツコツ積み重ねていくとしましょう。

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