時間はお金で買えないけどお金で時間のムダを減らすことはできる

昨日のブログで盛岡からの帰りに秋葉原に寄るか、盛岡のPCデポなどに行ってパソコンのディスプレイを購入するつもりだと書きましたが、どうやら南伊東に行けば家電量販店が3店舗もあることがわかり、ディスプレイがあるか見に行ってきました。

予算は1.3万円前後でしたが、結局17,980円で売られていたASUSのVC239を購入しました。5千円も予算オーバーしているわけですが、おかげで盛岡の滞在時間が2時間程度長くなりました。もちろんこちらで2時間かかっているわけですが、伊豆高原の2時間と盛岡の2時間は違います。

盛岡で何をするわけではありません。でも盛岡の空気を2時間だけ多く吸えることに5千円以上の価値があると私は考えたわけです。いずれ東北で暮らしてみたいと考えている私にとって、その2時間はとても貴重であり、何か新しい気付きがあるかもしれませんので。

私は社会人1年目から派遣社員という立場で働いていたので、単価というものを意識して働いています。自分が1時間働くことで、どれくらいのお金を生み出すのかをいつも考えています。だから仕事を請けるときも単価を気にします。

安い単価で提供された仕事を請けないのは、自分の価値を落とすから。たとえばライティングでは1文字0.1円なんて仕事があります。そんな仕事でも請ける人がいるわけですが、1時間で2000文字書いたところで200円にしかなりません。

そんな仕事を振ってくる人と付き合うことにメリットはありませんし、自分の価値を下げることで自信がなくなっていきます。そうなると文章の質も下がってしまうなど、負のスパイラルに巻き込まれてしまいます。だから単価はとても大事にしているわけです。

時間が無限にあるなら、単価の安い仕事でも数多く請ければいいのですが、私たちは1日に24時間しか与えられていません。そして人生には必ず終わりが来ますし、仕事を続けられる期間も限られています。その貴重な時間を安く切り売りしたくはありません。

反対に時間を手にするためにお金を出すことには躊躇しません。基本的にはお金をできるだけ使いたくないタイプですので、成田空港に行くのに有料特急は使いませんし、夜行バスなども多用します。でも今回のように盛岡で2時間確保できるとなると、5千円くらいは痛くも痒くもありません。

むしろ、お金はそうやって使うものだと思っています。金は天下の回りものと言いますが、大事なところで回さない人には、新しいお金が入ってこないようにできています。もちろん、ムダ遣いする人にもお金は回ってきませんが。

自分に対する投資のようなものだと言えばわかりやすいでしょうか。時間があればあるほど新しいことにチャレンジできるので未来が広がります。広がった未来は新しい仕事を連れてくるので、それが収入になる。2時間を5千円で買ったことになりますが、それにより5千円以上になって戻ってくるわけです。

お金で1日を26時間にすることはできませんが、お金で24時間のうち自由に使える時間を増やすことはできます。フリーランスの場合は、それを躊躇なくできるかどうかがとても重要なことだと思っています。欲しい物を買うのではなく、時間のムダを減らすためにお金を使う。

というわけで盛岡で少しだけゆっくりできることになりました。月曜日なので公共施設はほとんどお休みでしょうから散策くらいしかできないかもしれませんが、早くも冬が始まった東北の空気をしっかり吸い込んでリフレッシュしてこようと思います。

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