宿の仕事が終了するまであと3ヶ月【まずは目の前の仕事から】

気持ちの多くは万里の長城マラソンに向いてしまいましたが、いま私がやらなくてはいけないのは宿のこと。残り3ヶ月しか時間はなく、この中で確実に集客できる方法を考えなくてはいけません。そして利益を出せる仕組みも考える必要があります。

実際にそれらを実行するかどうかは宿のオーナーやスタッフが決めることですが、今のところまだ霧の中にいるような感じ。やはりここでも「きちんと」できていないことがあります。別にそれを責めるつもりはなく、正すつもりもありません。

ただ、これが正しいということは示して、それを選ぶかどうかは私が決めることではありません。正しいことは大抵面倒くさい作業が発生して、そして利益も減ってしまうようにできています。自分の仕事なら正しますが、今回は期限付きなのでそこまで手を出すつもりはありません。

万里の長城マラソンは自分の仕事であり、ライフワークでもあります。期限付きでもありませんから、理想の形になるようにずっと考え続けなくてはいけません。ただ、宿は期限付きのじゃないからといって、手を抜いていいわけではありません。

目の前の仕事は全力で取り組む。未来のことに対して決定権と責任がないだけで、やるべきことは万里の長城マラソンと同じです。顧客満足度を高めることと、集客のために取り組むこと。それにコストの見直しなど、やるべきことはたくさんあります。

もっとも宿のほうは黙っていても利用者は増えます。それが世の中の流れだから。伊豆高原に来る外国人が増えたら、必然的に宿のお客さんも増えます。それは自分たちが努力してもしなくても変わらないことで、私がいるうちはまず間違いなく、前年度よりも利用者が増えます。

だったら何もしなくてもいいじゃないかという話になります。確かにいい流れのときは、流れに乗っておくだけでいいんです。誰が舵取りしようが、きちんと目的地に到着するので。でも、必ず潮目が変わるタイミングがあります。1ドル100円になったら、30%以上外国人は減ります。

流れがいいときに、そうなったときの対策を立てるかどうか。逆境においても前年度の売り上げを維持するだけでなく、むしろ売り上げをプラスにできるかどうかは、流れがよいときにどれだけ備えておいたかで決まります。私がしておくのはその備えを増やすこと。

私自身の利益にはなりませんが、それをしたという経験が手に入ります。ただのスタッフとして、与えられた仕事をこなしているだけでは何も得ることはできません。私がこの仕事を引き受けたのは、大きな経験値が手に入るから。こんな経験ができるチャンスなんてそうありませんから。

というわけで3ヶ月目スタートです。今月も2回ほど週末に伊豆高原を離れますが、それ以外はがっつり仕事。まずは大きなトラブルもなく、無事に運営できること。宿の現状(収益や正しい在り方)をスタッフに認識してもらうこと。そして、宿の未来のために備えておくこと。

こういうことをきちんとやって、来年2月からは気持ちよく万里の長城マラソンにシフトできるのが理想。もちろん万里の長城マラソンについては、動き出せることはすぐにでも始めるつもりです。やらなくてはいけないことは無数にありますから。

とはいえ、ことらは流れが悪く、どれだけドタバタしても来年の春は参加者が10名前後しか集まりません。2年後、3年後のために今からできることを。そのためにはまずは最新のマーケティングについての勉強から。凡人の学びに終わりなしですから。

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