ライティングの仕事は場所を選ばずできるけど:仕事の同時並行は難しい

鶴巻温泉の自宅には毎月1回戻っていますが、簡単な作業をすることがあっても、きちんと仕事をすることはほとんどない1年でした。昨日は少し時間があったので、自宅で仕事をしたんですが捗り方が全然違いました。やはり体に染みついた環境が1番です。

ライターという仕事は、どこでも職場になるというのが強みなんですが、どこでも100%の仕事ができるわけではありません。外付けディスプレイがなければ効率よく仕事ができませんし、キーボードだって大切。そして何よりも集中できるということも。

北海道も伊豆高原もライティングができる環境を整えてはいましたが、それぞれの仕事があるので、どうしても途中で中断することになります。実際に中断しなくても「するかも」という思いが頭の片隅にあると、集中力が削がれてしまいます。

宿の仕事も嫌いなわけではありません。むしろ私に嫌いな仕事というものはありません。仕事というのはやるべきこと、やらなくてはいけないことなので「やる」しかありません。そこに好き嫌いという感情が入り込む余地はまったくないわけです。

やらなくてはいけないことを淡々と積み重ねていくのが仕事。もちろんその過程でクリエイティブな頭の使い方をすることもありますし、ロボットのようにただ流れ作業をすることもあります。でも、どっちが好きとか、どっちが重要という意識はなく。

ただ、まったくタイプの違う仕事を並行で持っていると、自分の行動も思考も制限がかかってしまいます。宿の仕事とライティングの仕事は完全にパラレルで、きちんと結果を出すにはそれぞれに集中できる環境が必要になるというのが、私なりの考え方。

作家や芸人が仕事部屋として、住まいとは別にマンションを借りたりするという話を聞いたことがありますが、もしかしたら仕事と生活というのもセパレートしたほうが効率がいいのかもしれません。仕事部屋には本当に仕事のための道具だけが揃っているようにして。

最近はコワーキングスペースみたいなものがいたるところにあって、そういうところを活用してみるのも悪くなさそうです。そういうものが本厚木にあるかどうかはわかりませんが、鶴巻温泉から走って本厚木のコワーキングスペースに行って仕事をする。

もちろん帰りも走って、温泉に入って家に戻る。夢見たいな生活ですが、私に必要なものが詰まっています。現実的かどうかはわかりませんが、そうすることで、また違う景色が見えてくるかもしれません。もちろんそんなに稼げないので絵に描いた餅ですが。

ただ正解はいつだって、大勢の人が流れている方向と反対側にあります。できるだけみんなと違うことをすることで、みんながやりたがらないことをやることで、思わところで未来への扉が開いていきます。そう考えると事務所を持つというのはあり。

もちろん、鶴巻温泉でもう1部屋借りてもいいのですが。鶴巻温泉には家賃2万円以下の1Kアパートがいくつもありますから。だったら2DKのアパートにして、完全に仕事部屋を作ってもいいのですが、家賃4万円のアパート暮らしですと、ただの貧しい人になります。

実際に貧しいのですから何ら不都合はありませんが、家賃2万円ほどのインパクトはありません。だとしたら今のアパートでセパレートになるワークスペースを作るか。いずれにしても、来年2月に戻ってきたら、もっと効率よく働くために仕事をする環境も変えていこうかなと。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次