年末年始に東西対抗東海道ウルトラマラソンを走り、コロナ禍で洒落にならないレベルで走力が落ちているのを実感し、1月からは真面目にトレーニングしています。HIITも坂道トレーニングもしていて、キロ3分台で走るという練習もした結果、しっかりと筋力が戻ってきました。
いや戻ってきたというよりは、もしかしたら以前よりも筋力は高いかもしれません。触ったときの感覚がこれまでにない力強さを伴っていて、スピード練習の効果は出ています。ただ、1ヶ月ですぐに筋肉が付くというのはランナーとしてはあまり喜ばしいことではありません。
大学時代まではなかなか筋力が付かない体質で、サッカーをやっていたのにヒョロガリでした。筋トレをしても筋肉が付かなかったのに、社会人になったあたりから、筋肉も脂肪も付きやすくなり、体重がどんどん増えていきます。最高は57kgくらいまでいったでしょうか。
今でも気を抜くとすぐに56kgくらいまではいきます。161cmで56kgは決して軽くありません。むしろランナーであることを考えれば、重たい部類に入ります。ただ、そういうのは個人の特性ですし、自分のランニングに対する適正が低いだけなので大きな問題ではありません。
ただし、ファンランを楽しむ範囲であればそれでもいいのですが、もうワンランク上の走りをしたければ体重はどう考えても邪魔です。もしサブ3をしたいなら50kg、サブ2:50なら48kgといったところでしょうか。ところが私の体重は53kgに大きな壁があります。
オートファジーを行っていたときですら52kg台がいいところで、今でも1日2食の生活は続けているものの(夜に軽く食べることがあります)、結局53kg台に落ち着きました。オートファジーをしていたときに分かったのは、限度を超えた減量は基礎代謝を下げるということです。
私の体は体重が53kgを切ると基礎代謝が低下して、身体がダルさを感じるようになります。ただ、これを前回行ったときには運動量が足りていなかったので、いまのように運動と合わさっていれば、もう1〜2kgは絞れるかもしれません。でも目標には到達しません。
やってみないとわからないので、やるしかないわけですが、今はまだそれほどモチベーションが上がらず踏み切れません。こういうときは無理しないことと決めています。苦しむために生きているわけではありませんから。ただ、どこかであと3kg落とさなくてはいけません。
体重を落とさなくて技術力を高めることで、多少は速く走れるようになります。でもマラソンのタイムは明らかに体重で決まります。F=maの公式が覆りでもしない限り、これは自然の摂理です。トップアスリートレベルになると話は別ですが、体脂肪率が10%以上あるなら痩せることが大事です。
なのに私は筋肉が付きやすいのです。1ヶ月でここまで変わるかというくらい変化があり、これを続けていったら短距離ランナーのような足になるのではないかと不安になります。もっともキロ3分で走るトップアスリートは、100mを18秒で走るわけですからパワーも必要になります。
ここからの課題は筋肉を付けずにパワーを付けること。そして体重を減らすことといった相反することをするわけです。これを成功させるために「コンカレントトレーニング」を購入しました。6,000円以上もする本です。デジタルで試し読みしたら専門用語だらけだったので、久しぶりに紙の本を買いました。
きっとこの中に私の目指しているゴールへのヒントが書かれています。それは私のトレーナーとしてのレベルを上げるものだと思っています。少しずつ読み進めてシェアできる情報があれば、ここやRUNNING STREET 365で紹介していきます。私の紹介を待つよりも買うほうが早いと思いますが。
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