そろそろ体がうずきだしたので練習を再開しようと思ったら…シューズないやん。昨シーズンはいていたナイキのフライニットはバランスが悪くなっていたのでシーズンオフに捨てていて、ビブラムファイブフィンガーズは先日のお伊勢参りランでソールに穴が開いてしまったので次のごみの日に捨てる予定。数日なら裸足ランでいいんだけど、これから冬に向けて本格的な走りこみが始まる時期にシューズがないのはちょっとまずい。というわけで定時退社日だった今日、町田にランニングシューズを買いに行ってきた。
今シーズンのメインのシューズは9月発売のNIKE FREE HYPERFEELにするつもりだ。もちろん足に合わない場合や、レース向きでなければ今シーズンもフライニットでいくつもりだ。なので、今回選ぶのは普段の練習用のシューズということになる。練習用とはいえ裸足ランナーのはしくれとしては普通のシューズは買えない。いや、練習用だからこそ裸足感覚シューズを履くべきだろうとおいらは考えている。そもそも軟弱なおいらはシューズが軽くないと足がもたないし、ソールは薄ければ薄いほうがいいと考えている。そうなると自然に裸足感覚シューズになってくる。
今は裸足感覚シューズが人気で各メーカーがかなりの種類の裸足感覚シューズ出していて、よくわからない状態になっている。そこでちょっと簡単にまとめてみようと思う。
- ビブラム:ファイブフィンガーズ
- ナイキ:フリー
- ニューバランス:ミニマスゼロ
- アディダス:アディピュア
- メレル:ロードグローブ、ペアアクセス
- サッカニー:ハットリ
ほかにもあるのだけれども収集がつかなくなってくるのでこれぐらいにしておこう。このうちで本当の裸足感覚シューズと呼べるのはファイブフィンガーズとミニマスゼロではないだろうか。アディピュアもそれっぽい形状をしているけど、それっぽい形状をしているだけのような気がしてならない。アデイピュアは値段が安すぎる。高ければいいのかと言われるとそうではないのだけれども、シューズには適正価格というものがある。きちんと研究開発されてシューズはやはり値段が高くなる。例外があるにしても基本的には定価が安いシューズは開発費がかかっていないと考えていい。シューズの原材料費なんてたかが知れている。
メレルやサッカニーというのも悪くはないけど、従来のランニングシューズの延長線上から抜けだしている感じが薄い。シューズメーカーは当然メーカーのもつ哲学というものがあり、ランニングシューズとはこうあるべきという考えに基づいてシューズを作っている。裸足感覚シューズというのはこれまでのシューズづくりとはまったく違った方向性なので、従来のランニングシューズのチームとは別チームが製作することになる。想定だけれども、ナイキやニューバランスは従来とはまったく違うチームが発足して裸足感覚シューズを作り、メレルやサッカニーは従来のチームが裸足感覚シューズを作ったのではないだろうか。
そういう意味ではビブラムというのは異色だ。ビブラムはランニングシューズのメーカーではない。裸足ランナーのバイブルとも呼べる「BORN TO RUN」の中でベアフットテッドがビブラムを履いているところからブームがやってきました。そもそもはヨット用のシューズだったとかそうでないとか。だから発想が自由だし裸足感覚シューズを目指したわけでもない。自分たちの作っていたシューズがランニングに適していたようなので、ちょっと改良してみようという感じなんだろう。そこにブームがやってきて、裸足ランニングを好む人の必需品として定着した。
おいらは今回もビブラムにするつもりで町田に行ったのだけど、欲しいシューズが置いてなかった。これまでよりもソールが薄くて軽いタイプがあるようなのでそれを試してみようと思ったのだ。お伊勢参りランであれだけ足裏が痛くなっていながらまったく懲りていないのである。手ぶらで帰るのもどうかと思い、ニューバランスのミニマスゼロを試し履きさせてもらうことにした。履いたのはMR1でたった110gしかない超軽量モデルだ。これはさぞかし面白いだろうと思って履いたのだけれども…少しもワクワクしない。
ビブラムを履いた時もフライニットを履いた時も初めてのときはものすごくワクワクした。履いた瞬間に「これだ」と思うような感覚があって、実際走ってみてもその感覚が間違っていなかった。履いた瞬間にワクワクするシューズは走りを楽しくしてくれる。そういうシューズは体を整え鍛えてくれる。実は1年前にもミニマスゼロを試しているんだけど、やっぱり同じようにワクワクしなかった。この違いはいったいどこにあるのだろう。理由はよくわからないけど、結局おいらは手ぶらで帰ることになった。
裸足ランナーだからこそシューズだけは妥協できない。裸足ランナーにとってのシューズはこのままビブラムファイブフィンガーズが正解なのか、それとも別に解があるのか。その答えがNIKE FREE HYPERFEELなのかもしれないと期待しているが、こればっかりは発売されるまではわからない。案外身近なところに答えがあるかもしれないので、どうせならいろいろ試してみようかな。原点に戻って地下足袋とか草鞋とかも試してみるつもりだ。ところで草鞋ってどこで売ってるんだろうか…
コメント
コメント一覧 (4件)
草履は藁から編むんだろ
あぁそうなるか…
で、藁はどこで手に入るのだ?
稲刈りに行って、乾かした後に、脱穀するべ
食わないで燃やしたり、肥料にしたり、飼料にしたりする方が、藁だべさ
それは知ってるさ…